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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/26 17:12, 提供元: フィスコ 26日の中国本土市場概況:上海総合1.0%高で3日ぶり反発、科創板は2.2%上昇*17:12JST 26日の中国本土市場概況:上海総合1.0%高で3日ぶり反発、科創板は2.2%上昇26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比34.17ポイント(1.02%)高の3380.21ポイントと3日ぶりに反発した。 投資家心理が上向く流れ。米長期金利の低下や、中国の政策期待が相場を押し上げている。米利下げ観測が再び強まる中、昨夜の米10年債利回りは大幅に低下し、一時、約2カ月半ぶりの低い水準を付けた。また、各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は来週3月5日に開幕する予定。市場では、消費促進策やテック産業支援策が打ち出されるとの観測も流れている。そのほか、米中対立の更なる悪化懸念もやや薄らぐ。国営メディアが26日に報じたところによると、習近平・国家主席はトランプ米政権が打ち出した関税賦課や投資規制に対し、過度に反応せず、慎重なアプローチを取ることを示唆した。指数は中盤から上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。精密金属加工の昆山科森科技(603626/SH)やネットワーク可視化ソリューションの恒為科技(603496/SH)、情報技術サービスの武漢精倫電子(600355/SH)などがストップ(10.0%)高、積層セラミックコンデンサ(MLCC)製品の鴻遠電子(603267/SH)が8.6%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.0%高で引けた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.2%高と続伸している。 鉄鋼株も急伸。新余鋼鉄(600782/SH)と杭州鋼鉄(600126/SH)がそろってストップ(10.0%)高、重慶鋼鉄(601005/SH)が5.9%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.7%高で取引を終えた。 不動産株もしっかり。金地集団(600383/SH)が4.8%高、信達地産(600657/SH)が4.3%高、保利発展控股集団(600048/SH)と新城控股集団(601155/SH)がそろって3.5%高、緑地HD(600606/SH)が2.6%高と値を上げた。金融株、医薬株、インフラ関連株、公益株、食品・酒造株も買われている。 半面、自動車株はさえない。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が1.6%、賽力斯集団(601127/SH)が1.5%、上海汽車集団(600104/SH)が0.8%、長城汽車(601633/SH)が0.2%ずつ下落した。エネルギー株、通信株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.13ポイント(1.59%)高の263.35ポイント、深センB株指数が6.03ポイント(0.50%)高の1220.56ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |