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株式投資は長かったのですが、ちょうど3年前林先生の本を偶然手に取り商品を始め るきっかけとなったわけですが、とにかく当時は林先生の本を読み漁ったように思い ます。林流の是非は別にして、この3年間相場で大怪我もする事も無く、こじんまり やってこれたのも林先生の書に出会ったからだと素直に思います。近年は林先生の書 籍とは離れ別の方法を模索しておりますが、久方ぶりに林先生の本を読み、当時とは 異なった視点で改めて考えるところが多く、自分のトレ−ドスタンスに問題を提起し たように思います。
鞘、鞘の滑りは、商品を扱う上で絶対必須の知識ですし、以前は鞘取りもやっており ましたし、当然「ロ−リング」という手法も理解しているつもりでしたが、鞘を利用 したトレ−ドは自分の性格に合わない、自分のスタイルは短期トレ−ドなのであまり 関係ないという点から遠ざかっておりましたが、この本を読み、鞘すべりの原理は短 期売買にも利用できるのではないか?自分の手法に取り入れられないか?と考えまし た。例えば単純に大きな順鞘(今のコ−ヒ−やゴム)のような鞘すべりがおきている 銘柄の場合、短期の買いサインは損切り、利益確定のストップはキツメに置いたほう が良いのでは、鞘の変化があるまでは売りのバイアスを強く持つ、売りの仕掛けは中 もの中心。といった点です。これらは今後の課題として実際にトレ−ドで使えるか検 証していきたいと思います。ただ「鞘すべり取りの研究と個人での実行方法」に書か れてある手法は私が思うにそれなりの資金力が無ければ無理なように思います。発会 で売って納会で手仕舞う。今の私の資金では到底無理です。この本だとロ−リングの 損切りが明確に書かれてなく、仮に小資金で「ロ−リング」ができるのならリスクに 関する点をもっと具体的に書いて欲しかったです。確かに流れに乗ったとき利益は大 きく、絶大な力を発揮するのは分かりますが、失敗したときの撤退(損切りの見極 め)方法がロ−リングの課題だと感じました。
林先生の書籍は全てで書かれてありますが、「手書きの罫線」、「手書きの場帖」 これらを中心としたトレ−ドをする上での基礎については林先生の書籍は特筆するも のがあると思います。「変動感覚」、私にはまだまだの領域ですが、成功しているシ ステムトレ−ダ−にせよ罫線を見ているのですから最終的にはそこに行きつくのかな と考えてしまいます。分割ナンピン、つなぎの両建て、乗り換えといったことは私に は不向きな方法で取り入れようとは思いませんが、「手書き」これはいつまでも続け ていこうと思います。
最後になりましたが、今回のテスタ−に選ばれたおかげで「売り」について真剣に考 えるきっかけを作っていただきましたことを感謝致します。
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