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本書はWDギャン著作集の第2弾である。
訳書が出たのは96年で、前作よりも、収録されている原書が発行されたのも新しい。また、前作では株式が中心だったのに対し、本書は商品相場も対象としている点に特徴がある。内容的には前作を延長、発展させたのものとなっている。
ところで、私が考える本書の際立った特長はと言えば、実はギャンの著書の内容ではなくて、訳者が書いた補論の一部ではないかと思う。具体的にはP279から始まる「補論3 ギャンとシステム売買」のところで、訳者の林則行氏がマネーマネージメントとベッティングについて書いている。当時はもちろん、現在においてもこれだけ詳しく書かれたものは稀であり、ここの僅か24ページ分だけでも、金を払って本書を購入する価値があると思う。そうでなければ、大変な思いをしてラルフ・ビンスの原書あたりを読むことになるのだから。
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