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題名からも想像できるように、話し言葉中心に構成されていて、要点を箇条書きでまとめてあるなどの工夫があり、とても読みやすい1冊になっています。
ラリー・ウィリアムズの短期売買法などのように、具体的な売買ルールなどには触れていないため、それを期待して読まれた方には少し物足りない内容かもしれません。ただ、当初は私もそれを期待していたのですが、売買ルールなどと同じぐらい重要であろうことを教えて(気付かせて)いただきました。
「自分はマーケットにどれぐらいの時間・資金・労力などを費やすことが出来る環境にいるのか?」、「インターネットの環境は取引に適しているのか?」、「自分の投資スタイルは?」などです。これらは把握しているのが当然であるかもしれませんが、再確認という意味でも十分考えさせられるはずです。きっと、自分というものを第三者の立場から考えることを手助けしてくれるはずです。マーケットをやっつける前に自分のことを知っておかなければ、目標も立てられない、やっつける方法も決められないのではないでしょうか?
他にも、7つの大罪を引用して注意を呼びかけたり、実際に取引する場合に気をつける点などが明確に記されていたり、演習問題、トレード用語の解説、鉄則などがいたるところに織り込まれていて、最後まで飽きさせない内容です。
これから相場に取り組もうと考えている方や、もう一度自分を見つめなおす機会を探している方にもお薦めな1冊です。
(20代 会社員 男性)
短期トレーディングについての入門書としてかなりよい
なんでしょうか、この邦題は・・(^_^;)。まあ、ちょっとインパクトはありますけ
ど。
内容はというと、実に真面目、まとも。
短期トレーディングについての基本的な考え方と具体的な方法をまとめ
た内容。
企業についてのファンダメンタルズ分析や景気動向の正しい判断、そんなも のはどうでもよくて、着目するのは値動き。 計画をたてて、大儲けは狙わず(強欲にならず)単打ねらいで。売りも買いも 逆指し値は必ず必要。いつも勝てるわけじゃないけど、勝てる確率が高い時に 勝負する。
私自身、たまには小さい単位でデイトレをすることもありますし、短期のスイング 的なトレードをすることもあります。ただ、逆指し値も含めて、あまり厳格なルール に則って取り組んではいませんでした。なんとなく雰囲気で、いまのところは結果 オーライ的な形にはなっていますが、本書の内容を十分に理解して、自分なりの ルールを確立し、ブレーキ・安全弁をもった上で売買に臨むことが必要だとあらた めて感じました。
長期投資と短期売買は、どちらが良い悪いと決められるものではありません。 ただ、売買手数料がかつてに比べて劇的に低下した今日では、こうした短期トレ ードできちんと利益を確保できる可能性というのは高まっていると思います。但し、 そのためには、本書に示されているような基本的な考え方や方法について理解 し実践する必要がありますね。
全体として、短期トレーディングの入門書として適切な良書であり、タイトルの印 象とは違って極めて真面目な内容だと思います。 よく感じる翻訳物の「隔靴掻痒」感もほとんどありませんでしたし。
(ふしみん 公務員 40代)
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