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読み終えての感想は、まさに、投資の“テキスト(教科書)”。学生時代の教科書を思いだしてしまいました。各章の終わりごとに、理解度チェックやクイズ(練習問題みたいなもの)があり、読書するというより、ノートをとりながら理解していく、というスタイルがピッタリの本だと思います。
内容については、マーケットの理解・チャート分析・取引手法・マネーマネージメントなどの短期売買に必要な知識が、噛み含めるように説明がなされています。また、チャートも多用されており、トレードポイントの説明も非常にわかりやすくできています。
興味深いのは、著者のトニ・ターナー女史がローソク足を非常に重視していることです。いまいち胡散臭いものとして捉えている人も多いこの“ローソク足”。私自身も型にとらわれすぎるチャートかな?と思っていましたが、実際に収益を上げているトレーダーの説明を読んでは、日本独自のこのローソク足を勉強しなくては、と思う次第です。
基礎から応用までカバーされている本なので、最初にも書いたように、ノートで要点をまとめながら、読み進めていけばかなりのトレードの知識を得ることができると思います。
ただ、まったくの初心者には、ちょっと難しいかな?と思えるので、株式投資の入門書のような本と、著者お勧め(著者だけでなく、有名トレーダーお勧め)の“欲望と幻想の市場”を読んでおくと、一層の興味と理解を得られるのでは?と、思います。
ペンネーム: ロンリーウルフ様
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