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本書は、テクニカル分析の一種であるプライスアクションを用いたトレードの解説書として紹介されています。しかし、短期売買を実践している著者が本書を通して市場構造を解説しているという印象を強く受けました。
テクニカル分析で用いられているインディケーターなどは一切、本書では登場していません。一方で、プライスアクションと言っても4本値のパターンも多くは触れられていません。プライスアクションを出来高で裏付けている(図9)チャートなど、これまで市場構造を解説している書籍と大きな違いは無いようです。
超過価格を見極めるために、4本値のバーチャートが用いられています。しかし、市場構造を理解するためには、あえて4本値のような情報量が多いバーよりも終値だけを線で結ぶラインチャートの方がよいと思います。96頁の”トレンドとトレンドの転換を見極める“以降は市場構造を分析するために多くの重要な要素が解説されています。
本書への賛辞(米アマゾンの読者のレビュー)は驚きでした。市場構造を知らない読者がかなり多いと想像させるコメントが並んでいます。超過価格が生まれるのも無理はないようです。
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