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この本の著者ニコラス・ダーバスといえば、『私は株で200万ドル儲けた』で知られるダンサーかつ投資家であります。
この本や『私は株で200万ドル儲けた』で紹介されている主たる投資手法である「ボックス理論」は現代でも成長株への投資法などで使われている長い間陳腐化しない手法であります。具体的な手法につきましては、この本の後半にかいてあります（ダーバスもテクニカルだけでなく、ファンダメンタルも見ているとのことです。）。そして、この手法により、暴落をうまく回避できたとかいてあります。どういう経緯で投資してさらに暴落を回避したかがかいてありますので、非常に参考になる例が載っていると思います。
この本の題名である『金融市場はカジノ』ですが、投資でラクラク大儲けして悠々自適とか、大して考えもせずに簡単に儲けられるとかいったことは決してなく、投資もカジノも勝つためには、ただの思いつきで勝負するのではなく、戦略的に勝負に挑むことや、ＰＤＣＡを回しつつ経験値を上げていくという地道な努力や、もちろん資金管理やすぐ熱くなったりしないなどのメンタルなど、さまざまな能力や努力などが必要だということです。そうでなければただのカモネギになるだけだと思います。
「そんな面倒なことをしなくても、楽に儲けられる方法を教えてくれ！」と思う人もいると思いますが、そういった方法は・・・・
あります！ イデコなどでインデックスファンドを毎月積み立てて、あとは年1回くらいのリバランスでそれ以外はほうっておいてください！そうすれば数十年後には恐らく（絶対ではありませんが）儲かっているでしょう。
そうではなく、投資の楽しみも味わいつつ儲かりたいと思っている人達には、この本はとても参考になると思いますので、一読以上をお勧めします！
bblue 40代 自営業兼投資家
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