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新装版 規律とトレーダー

本書は、『ゾーン』で有名なマーク・ダグラスと、彼のパートナーでもあるポーラ・T・ウェッブが共著として書いたトレード心理学の草分け的古典の新装版である。

本書が初めて世に出てからすでに30年以上の月日が流れているものの、その内容は今もって全く色あせていないと感じた。トレードにおける成功にはメンタルが重要という話は今日ではすでに一般的になっているが、日常よく言われるこのメンタルは、連敗を受け入れるとか、怒りからのリベンジトレードをしないとか、ドキドキする枚数で勝負しないとか、何か方法論的なニュアンスを感じるが、本書で二人が丁寧に丁寧に解説しているトレード心理学は、そのようなものとは全く別物であり、その点こそが本書の価値である。

本書では、トレードの結果は完全にトレーダー個人の心のありかたを反映した結果に過ぎないと明らかにしている。我々が人生を刻んできた実社会では、法律や社会規範、常識といったルールがあり、その中で、我々は他者への影響力を行使しながら、自身が得たいものを得ている。

一方、相場の世界においては何のルールも存在せず、それゆえに無限の経済的可能性とリスクが付きまとう。また我々はどんなプレーヤーであれ、マーケットに対し影響を行使することはできず、その流れにあらがうことはできない。

このように相場とは、実社会と全く異なる力学の中に存在しており、相場における恒常的な勝者として利益を積み上げるトレーダーになるには、相場に対峙する際、その心のありようを根本的に変える必要があるというのが本書の結論である。

詳しくは本書を熟読していただきたいが、キーポイントは、恐怖心のない心で、自信のルールに従い、トレードの責任をすべて自分で受け止めるということだ。結局、トレードの利益とは、その時点での自己評価と全く同じだという一文は衝撃的だった。トレードの聖杯は何であるのか、あらためて深く考えさせられる本となっている。トレードの成功を夢見つつも、長いトンネルをさまよっている人には是非一読を薦めたい1冊だ。

ユーノ 投資歴10年


旧題『規律とトレーダー』へのご感想

本書はマーク・ダグラス氏の1990年発刊の処女作であり、名書「ゾーン」の先行書籍です。
改めて著者の偉大さに感動しました。
本書は4部構成となっており、取り分け第3部「自分を理解するための心のあり方」は圧巻です。
「あなたの心は病んでいますよ。心の取り扱い説明書をちゃんと読みましたか。心も大人になっていますか。」と説くアルボムッレ・スマナサーラ長老のブッダの教えとだぶります。(「心は病気」「怒らないこと」など)

また、これまで語り尽くされてきた成功法則は「強く願う」「明確な将来計画を立てる」「目標を視覚化する」「前向きな発言」などですが、これらを実行することではたして成功できたでしょうか?これらをただ真似しても成功などできません。 なぜなら、成功法則とは一人ひとり皆違うのですから。 著者のいうこの「心のあり方」を見つめなおして初めて道が開けるのだと思います。

「ゾーン」ではあえて学術的な説明方法を取り、第5章認識の力学、第8章信念の役割、第9章信念の性質、第10章信念がトレードに及ぼす影響の各章が独立しているがゆえに難しい、解りにくいとの評価(少数意見かもしれませんが)につながっているのではないかと思います。 しかしよく読めば本書が先行書であり第3部を理解しているとの前提で「ゾーン」の上記内容構成になっているのだと理解できます。
相場の世界はプロもアマもありません。プロ試験がないがゆえに第1部でのトレード倒産体験を赤裸々に綴り、第2部ではマーケットを見つめなおすことが書かれています。 第4部が「ゾーン」カジノ的経営の確率に基づくトレーダー思考に昇華したものと推測します。

もし相場においてもプロ要件としてスポーツや将棋の世界のように心技体の一定の水準を明示されていたならば、本書は誕生しなかったのではないかとさえ思います。 なぜならどのプロの世界においても果てしない壁だけが存在し、プロになるための道しるべは存在しません。
著者の血のにじむような努力によって、相場のプロとしての道しるべが提示されたことで、多くの人々が「規律は重要だ」と語る要因になっているのではないかと思います。 「規律とトレーダー」「ゾーン」はタイトルこそ違いますが、上下巻のワンセットとして読まなければ価値が半減します。
また驚くべきことですが、著者のこの2冊は天才棋士7冠達成の羽生義治氏の「決断力」の内容とほぼ同じです。

知識は知恵に変えてこそ自分の力になる。
決断は、怖くても前に進もうと言う勇気が試される。
感情のコントロールができることが、実力につながる。

プロらしさとは、力を瞬間的ではなく、持続できることだ。などの章はそのままだぶります。天才が語るがゆえに読み流してしまいますが、著者の書は実践の書として大いに活用できると思います。 マーク・ダグラス氏はお釈迦様の教え、天才棋士の思考方法を示唆してくれています。 「規律とトレーダー」「ゾーン」は真理の書であることは間違いなく、相場の書・人生の書として将来に永く読み継がれるものであると思います。

SK様 45歳 自営業


投資、トレードについての心理学的立場からの分析は従来から興味がある分野だったため本書を読んでみた。 全体として、具体的な事例があまりなく一般論的記述が多い印象があり、読みこなすには、書かれている内容を自分に置き換えながら考えてみる必要がある。そういう意味では必ずしも読みやすい内容であるとはいえないが、指摘されている内容は興味深く、また有益なものが多いと感じた。

投資を行っていれば、自分の持ち株、あるいはショートポジジョンを取っている銘柄の値動きが気になってしょうがない、それも利益が増大する期待感よりも損失が出ている、それが拡大しているのではないかという不安感から、という経験をした人は少なくないはずである。そもそも、自分自身の心がそのような状態に支配されているのであれば、冷静な判断がとりにくくなるのは自明の事である。しかし、自明の事であっても、冷静な心理状態を保つことはそうたやすいことではない。

また、最初は自分でトレードの具体的な方針やプランを考えていたのに、いざ実際にそれを実行に移す、証券会社に電話をしたりオンライントレードでキーボードを叩いたりするその瞬間にそれを変更してしまったような経験はないだろうか。なぜこういうことになってしまうのか?。

本書の冒頭では、市場での常識と一般社会での常識の違いについてふれている。言われてみれば当然のことではあるが、いわば「目からうろこ」的な感じで本書の指摘は新鮮に感じた。

つまりは一般社会での常識や感覚にとらわれたままで市場とつきあうのは、どうしてもそうなりがちなところはあるのだが、トレードで勝つためには適切な立場、態度ではないということである。

責任転嫁をせずに自己責任の原則を強く自覚すること、恐怖感をとりのぞいて冷静な心理状態で市場を見てトレードを行うことなど、つまりは自分とマーケットとの距離の取り方やその理解の仕方について、短い言葉でまとめてしまうと常識的なことになってしまうが、これと関わる心理状態の意味などについて本書では示唆に富む指摘が多くあった。

本書を読みこなしながら、自分のトレードとその時の心理状態などをふりかえってみることは有益だろう。

ふしみん 40代 公務員


[オーディオブック] 規律とトレーダー 相場心理分析入門

トレードに心理的な要因で、損大利小になる事が多く。この本に書かれていた事が、実際に自分にも思い当たることが多い。

特にこの夏のサブプライムショック後のトレードでは、この本に書かれている「テクニカル的要因は、2割で心理的要因は8割」ということがひしひしと感じることがたびたびある。

通常の社会生活では、常識のことが、トレードには非常識なことが多く、そのところを改善しなければ、相場には勝てないということも大変勉強になった。

この本は、常に新しい発見があり、一度読んで終わりではなく何度も繰り返し、熟読し、自分の心に完全に把握していきたい。そうすれば、相場に負けなくなる事も不可能ではなくなるのではないかと思う。

40代 自営業 男性


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