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タイトル通と帯が全てを表しています。
「三位一体」の柱、どれ一つ欠けても生き残るトレーダーにはなれない。
その三つとは、
トレード手法・根拠の「発見」
本当にその手法が有効なのかを検証する「証明」
日々こなし、繰り返していくひとつひとつのトレード「稼働」
と明確に定義してから、トレード理論が展開していきます。
トレード初心者は、何を軸に勉強したら良いのかわからない。 まだ、初心者のうちにこの本に知り合えた、トレーダーの卵は幸運です。
日々のトレードに振り回され、自分の土台を築けないまま、 沈んでいく人が大半の世界で、基礎を築く大切さに気づけるか気づけないかが、 生き残るトレーダーの分かれ道となるのだと思います、
坂井氏の語り口調は、とても読みやすく、 また大事なことをズバズバ言ってくれるので、 読んでいてとても心地良い。
手法解説にしても、ただ手法を公開するのではなく、 大事なのは、
「なぜその手法を採用するに至ったか?」
というプロセスであり、そのプロセスを知らなければ、 その手法を心から信じる事が出来ず、変な風にアレンジしてしまい、 学んだことを台無しにしてしまう。
トレードがいつまで経っても上手にならない人がおざなりにしがちな、 いくつかの問題点に対する対処も、ポイントを絞りてしっかりと書かれています。
また、手法部分に関しても、曖昧ではなく、 時間の優位性からなる、著者が実際につかわれてる手法も解説されています。
トレードルールの作り方がわからない。 トレードの基礎が固まっていない人にとっては、自分が何を学ぶべきなのか、 利益を得るために何をしたら良いのか、道しるべになるのではないでしょうか?
しっかりと地に足をつけた、トレーダーになるために 必要な要素がぎっしり詰まった一冊でした。
驚きなのが、これほど内容が濃いのに 難解さを感じさせない読み口。
おそらく相当な文章を削って、磨いたのではないかと思われます。 著者の力量もさることながら、編集さんの力量を感じます。
どのトレードレベルの人が読んでも、 初心者が読めば、正しいガイドラインとなり、 中級者、上級者が読めば、忘れてはいけないトレードの基礎を 思い出させてくれる本だと思います。
ペンネーム: falco
著者は「発見・証明・稼働」と独自の表現でバックテストの重要性を本書で力説しています。いかなる手法であっても、実践者が事前に検証して、その有効性を把握しないといけないでしょう。しかし、現実は、甘い言葉にだまされてしまいます。著者が本書で公開しているトレード手法自体はわかりやく、誰でもチャートで直ぐにチェックできるでしょう。しかし、残念ながら、この手法を検証する際、検証者が独自の判断で条件を設定しなくてはいけません。著者は、本書の中で、”一定の裁量“を取り入れていると記述しています。
テクニカル派であると主張している著者はファンダメンタルズ派に対して、かなり偏見を持っているのは否めません。“動く原因を知ろうとするファンダメンタルズ派に対し、テクニカル派は動いた事実に注目する”と書かれています。ファンダメンタルズを重視する運用者、トレーダーは原因を知るためにニュースなどの情報に目を向けていません。情報を参考にした「予測」をするのがフォンダメンタルズ派ではありません。おそらく、”ファンダメンタルズ派“の定義の違いなのでしょうが、ファンダメンタルズ派はニュースをもとにトレードしていません。
本書で一番印象に残ったのは著書が公開したトレード手法ではなく、現実的なトレード計画をたてる重要さでした。
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