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株式投資 第4版

 手元に置いておきたい「教科書」という感じの本です。 投資スタイルが確立している方もそうでない方も、一度読んでおく価値はあると思います。

具体的に、参考になった内容は以下の通りです。

第1章では、「過去204年間にわたり、株式投資は平均して年率6.8%の利回りを記録した」ことを明らかにした。 第2章では、図2−5で保有期間別のリスクとリターンを開示するとともに「30年物の米国債の実質利回りよりも、普通株を組み込んで分散化させたポートフォリオを30年間保有する場合の購買力のほうが、はるかに安定している」ことを明らかにした。 つまり、「保有期間が長い投資家ほど金融資産の大部分を株式にするべきである。」ということである。

では、何に投資すればよいのか? 気になるところだ。

過去の利回りに基づくと、その1つの答えが3つある。
(1)「ヘルスケア」「生活必需品」「エネルギー」(図4−2)
(2)高配当利回り株(ダウ10 , S&P 10 )(図9−2、9−3)
(3)小型・低PBR株(表9−5)

更に、将来を考えると、「世界中に十分に分散したポートフォリオを持つ投資家だけが、リスクを低減しながら最高の利回りを収穫できる」らしい。(第10章) そして、株式ポートフォリオの大部分を、国際分散した低コストの株式指数ファンドに投資することを推奨している。(第21章)

最後に売買について、「多くの投資家が頻繁に売買を行い、利回りを悪化させている」(第21章)とのこと。注意する必要があると思います。

その他、データが満載です。400ページ近い本ですが、すぐに読めると思います。

(スマイル 会社員 個別株24年)


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