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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/08/21 07:41, 提供元: フィスコ

NYの視点:米8月フィラデルフィア連銀非製活動は2020年来で最低、インフレ期待は根強い

*07:41JST NYの視点:米8月フィラデルフィア連銀非製活動は2020年来で最低、インフレ期待は根強い
米8月フィラデルフィア連銀非製活動は−25.1と、7月―19.1から一段と低下し2カ月連続のマイナスとなった。20年12月来で最低を記録。フルタイム雇用は−14.9と、−4.9から一段と悪化した。また、臨時雇用も−0.5と3月来のマイナスとなった。価格も、販売価格は30.0と、30.2から低下。支払い価格は9.8と、13.9から低下し利下げ観測を後押しする結果となった。

ただ、賃金は30.1と、29.8から上昇。インフレ見通しに関する追加質問で、2024年第3四半期から2025年第3四半期の企業の現況物価期待は2.0%だった。前回5月の2%に並んだ。従業員の賃金は4%と、従来の3%から上昇。販売価格期待は2%と、従来の2.5%から低下。今後10年間の価格予想は3.8%と、従来の3%から上昇。インフレ予想は依然、根強い。

連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は20日、「もし、インフレが目標達成に向けた持続的な基調となれば、段階的な利下げは可能」としながらも、「インフレの進展が見られるが、依然2%目標上回る」「賃金の伸びはインフレ目標を上回る」「現行金融政策の調整検討について引き続き慎重」と、慎重姿勢を強調。注目のジャクソンホール会合での講演で、パウエルFRB議長はおそらく利下げを示唆するが、条件付きで、ペースや時期はデータ次第を繰り返す可能性も残る。

■米8月フィラデルフィア連銀非製活動は−25.1
新規受注:−0.3(−7.1)
在庫:−2.4(-1.5)
受け取り価格:30.0(30.2)
支払い価格:9.8(13.9)
フルタイム雇用:−14.9(−4.9)
臨時雇用:−0.5(4.0)
平均雇用週:2.1(−1.0)
賃金:30.1(29.8)

■追加質問(2024年第3四半期から2025年第3四半期期待)
企業の現況物価:2.0%(5月2%)
従業員の賃金:4%(3%)
販売価格:2%(2.5%)



《CS》

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