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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/09/30 12:34, 提供元: フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント〜目先の不透明感警戒で軟調な展開

*12:34JST 後場に注目すべき3つのポイント〜目先の不透明感警戒で軟調な展開
30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は1800円超安で急落、目先の不透明感警戒で軟調な展開
・ドル・円は軟調、日本株安で
・値下り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983>

■日経平均は1800円超安で急落、目先の不透明感警戒で軟調な展開

日経平均は大幅安。1849.22円安の37980.34円(出来高概算11億7018万株)で前場の取引を終えている。

先週末27日の米国市場のダウ平均は137.89ドル高の42313.00ドル、ナスダックは70.70pt安の18119.59ptで取引を終了した。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援して続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ、相場はまちまちで終了した。

先週末の米国市場がまちまちとなるなか、本日の日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする形から大幅に下落して始まった。先週は自民総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、下落幅自体は大きいものの想定内の動きだろう。石破氏は金融所得課税や法人税などへの課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、マーケットの警戒感は強い。短期的に石破次期政権の政策や衆院解散・総選挙の行方に注目が集まりそうで、ひとまず落ち着きどころを見極める展開となりそうだ。