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矢口新のトレードセンス養成ドリル Lesson1矢口新 パンローリング矢口氏の著作については、既に相場力アップドリル[為替編][株式編]の2冊は 読んでいた。両方とも非常に興味深い内容であった。本書も設問→解答という形式は 上記2冊と共通している。 氏の従来からの、投機はボラティリティに、投資はトレンドに関与するという説明 は合理的でわかりやすい。また、価格変動の本質はポジジョンの保有期間であるとい う説明も納得できるものである。 本書では投機と投資の違いについてより詳細に解説がなされており、この理解を深 められるだけでも価値がある。 ドリルの部分については従来の著作よりもより幅広い内容となっている。前の著作 でも同様に感じたが、本書はまさに「トレードセンス養成」のためのものであり、本 書に示された設問と解答について、無理にでも自分で考えて答えを出してみることに 意味があると思う。著者の解答をおぼえたり、そのまま鵜呑みにしてわかったつもり になったところで意味は薄い。 実際の個々の相場の状況によっては著者の見解があてはまらない場合もあろうが、 そもそも本書は「株式評論家」の「先生」の予想やご託宣が書かれているものではな いのであって、著者の発想や視点を学び、そこから自分の方法論なり考え方をより深 めていく、ためのものであるからである。 Lesson1となっていることから、続編を期待したい。 (ふしみん 40代 公務員)
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