|
|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/02/28 16:45,
提供元: フィスコ
トランプ関税懸念から今年最大の下落幅に【クロージング】
*16:45JST トランプ関税懸念から今年最大の下落幅に【クロージング】
28日の日経平均は大幅反落。1100.67円安の37155.50円（出来高概算27億株）で取引を終え、下げ幅は今年最大となった。トランプ米大統領の中国への10％の追加関税策などや米国市場でエヌビディア株が急落したことなどから、リスク回避の動きが広がった。日経平均は38000円を割り込んで始まり、その後もじりじりと水準を切り下げ、後場取引開始後には36840.12円まで下押し、昨年9月19日以来約5カ月ぶりに37000円台を割り込む場面もあった。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1300に迫り、全体の8割近くを占めた。セクター別では、鉱業、電気ガス、倉庫運輸、保険の4業種が上昇。一方、非鉄金蔵、機械、電気機器、輸送用機器、サービスなど29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東京海上<8766>、7&iHD<3382>、味の素<2802>、アサヒ<2502>、武田<4502>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>が軟調だった。
前日の米国市場は、好決算を発表したエヌビディアが8％を超える急落となるなど半導体関連株の下げが目立ち、東京市場にも悪影響を及ぼした。また、トランプ大統領は27日、中国に対し、10％の追加関税を課すことを表明したほか、当初4月に予定していたカナダとメキシコに対する関税も3月4日に発動すると発表。トランプ氏の関税政策による世界経済悪化への懸念や、報復関税による貿易紛争に発展するのではないかとの不安が投資マインドを悪化させた。
日経平均は昨年10月以来のレンジ相場の下限である38000円水準をあっさりと下抜けた。トランプ関税の影響が読み切れないことが背景だろう。米景気については、28日に1月の米個人消費支出（PCE）物価指数が発表される。昨年12月分からは若干の加速が見込まれるが、インフレ懸念につながるのか確認したいところだ。また、来週にはISM製造業景況指数、米雇用統計など注目される経済指標の発表が多く控えているため、これら指標を受け、米景気への不安が和らげば、日本株もリバウンドが意識されてきそうだ。
《CS》
記事一覧
2025/02/28 20:02:欧州為替：ドル・円は底堅い、150円台に定着
2025/02/28 19:46:日新---国際物流における物流容器の違いによるコストとCO2排出量を簡単に比較できる計算ツール「ハコループ」を公開
2025/02/28 19:25:ギグワークス---子会社の異動(株式売却)
2025/02/28 19:21:GVA TECH：AIリーガルテック企業で初の上場企業、売上高の拡大続く
2025/02/28 19:11:欧州為替：ドル・円は失速、米金利の上昇一服で
2025/02/28 18:43:Ｎｏ．１---ソフトウェア受託開発を手掛けるコードを子会社化
2025/02/28 18:22:28日の香港市場概況：ハンセン3.3％続落で777ポイント安、テック急落
2025/02/28 18:15:日経平均テクニカル：急反落、25日・75日線のDC形成
2025/02/28 18:12:28日の中国本土市場概況：上海総合2.0％安で3日ぶり反落、科創板は4.2％下落
2025/02/28 18:09:欧州為替：ドル・円は上昇一服、欧州株安で
2025/02/28 17:53:欧米為替見通し：ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ鈍化もトランプ関税を注視
2025/02/28 17:30:日経平均は大幅反落、米株安などを受けて一時36000円台に（訂正）
2025/02/28 17:17:東京為替：ドル・円は反発、夕方にかけて強含み
2025/02/28 17:10:山陽電鉄など
2025/02/28 17:06:東証グロ−ス指数は大幅反落、下値での買いも限定的
2025/02/28 16:52:日経平均寄与度ランキング（大引け）〜日経平均は大幅反落、アドバンテストやソフトバンクGが2銘柄で約310円分押し下げ
2025/02/28 16:45:トランプ関税懸念から今年最大の下落幅に【クロージング】
2025/02/28 16:35:日経VI：大幅に上昇、株価大幅安で警戒感強まる
2025/02/28 16:30:東証グロース市場250指数先物概況：エヌビディア下落と関税警戒で大幅反落
2025/02/28 16:11:東証業種別ランキング：非鉄金属が下落率トップ
|
