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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/29 07:43, 提供元: フィスコ 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは715ドル安、関税やインフレを警戒*07:43JST 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは715ドル安、関税やインフレを警戒■NY株式:NYダウは715ドル安、関税やインフレを警戒 米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は715.80ドル安の41583.90ドル、ナスダックは481.04ポイント安の17322.99で取引を終了した。 トランプ政権の関税を警戒した売りや、連邦準備制度理事会(FRB)が注目のPCEコア価格指数が予想以上に加速したためインフレ警戒感に売られ、寄り付き後、下落。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が2年ぶりの低水準に落ち込んだと同時に、期待インフレ率も上昇したためスタグフレーション懸念も強まり売りに一段と拍車をかけた。終日軟調に推移し、終盤にかけ、下げ幅を拡大し、終了。セクター別では公益事業が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。 テクノロジー会社のアップラビン(APP)は一部投資家による同社株の空売りを巡る調査を法律事務所に依頼したことが明かになったほか、数人のアナリストが同社の投資判断を維持したため、買い戻された。ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は国防省が人事管理において同社のソフトウエアを使用する計画をコスト削減の一環として撤回したため、下落。ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は欧州当局が同社に対し罰金支払いを命じる可能性が警戒され、下落。 オンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)は、欧州がトランプ政権の関税の報復とし、同社サービスを巡り追加手数料を課す可能性を示唆し、売られた。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は第4四半期決算で消費支出の鈍化を警戒した予想を下回る通期の売上高見通しが嫌気され、続落。 人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ(CRWD)はナスダック市場に上場。新規株式公開(IPO)価格を2.5%下回る価格で初日の取引を開始する厳しい結果となった。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米コアPCE価格指数は予想を上回る、スタグフレ―ション懸念でリスクオフ 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円91銭から149円69銭まで下落し、149円73銭で引けた。米2月コアPCE価格指数が予想以上に1月から加速したほか、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に下方修正され、同指数の長期期待インフレ率確報値が上方修正されたためスタグフレ―ション懸念も浮上し、長期金利低下に伴うドル売りが強まった。 ユーロ・ドルは1.0765ドルから1.0845ドルまで上昇し、1.0833ドルで引けた。ナーゲル独連銀総裁やミュラー・エストニア中銀総裁の追加利下げに慎重な姿勢を受け、ユーロ売りが後退した。ユーロ・円は162円92銭まで上昇後、162円07銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2924ドルから1.2968ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8833ランから0.8800フランまで下落した。 ■NY原油:弱含み、株安を意識した利食い売りが入る NYMEX原油5月限終値:69.36 ↓0.56 28日のNY原油先物5月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比−0.56ドル(−0.80%)の69.36ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.87ドル−70.09ドル。供給不足を警戒した買いは一巡し、70ドル近辺で利食い売りが観測された。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 41.25ドル -1.31ドル(-3.07%) モルガン・スタンレー(MS) 115.33ドル -3.67ドル(-3.08%) ゴールドマン・サックス(GS)543.12ドル -15.80ドル(-2.82%) インテル(INTC) 22.71ドル -0.91ドル(-3.85%) アップル(AAPL) 217.90ドル -5.95ドル(-2.65%) アルファベット(GOOG) 156.06ドル -8.02ドル(-4.88%) メタ(META) 576.74ドル -25.84ドル(-4.28%) キャタピラー(CAT) 329.69ドル -9.61ドル(-2.83%) アルコア(AA) 30.66ドル -1.32ドル(-4.12%) ウォルマート(WMT) 85.15ドル -0.48ドル(-0.56%) 《ST》 記事一覧 |