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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/14 12:32, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜買い安心感台頭も上値重い*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント〜買い安心感台頭も上値重い14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、買い安心感台頭も上値重い ・ドル・円は下げ渋り、ドル売り地合い継続 ・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はTDK<6762> ■日経平均は大幅反発、買い安心感台頭も上値重い 日経平均は大幅反発。529.94円高の34115.52円(出来高概算8億254万株)で前場の取引を終えている。 先週末11日のダウ平均は619.05ドル高の40212.71ドル、ナスダックは337.15pt高の16724.46ptで取引を終了した。中国が対米関税を125%に引き上げるとの発表を受け、米中貿易戦争悪化を警戒。生産者物価指数(PPI)は予想以上に減速したが、短長期のインフレ期待率が急伸したデータを受けた国内債券相場の下落を警戒し、売りに拍車がかかった。その後、政府報道官が会見でトランプ大統領は依然中国との取引を楽観視しているほか、他の交渉は非常に良好に進んでいることを明らかにし、さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁が必要であれば市場を安定させる準備があるとの発言を受け、債券売りも一段落したため警戒感が緩和し、買戻しが加速。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。 米株市場を横目に、4月14日の日経平均は前営業日比420.79円高の34006.37円と大幅反発でスタートした。トランプ大統領の発言を巡って、振らされる状況は依然変わらないものの、中国側は報復関税打ち止め方針を示し、米国側も中国側との取り引きに前向きとの認識を示しており、東京市場でもひとまず過度な警戒感は後退の方向に向かっているようだ。ただ、トランプ米政権の二転三転する政策方針に振り回され、依然として世界景気が冷え込むとの懸念から戻り待ちの売りも出やすく、上値の重い展開となっている。 |
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