|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/04/17 16:30,
提供元: フィスコ
日米関税交渉を受けて買い戻しを誘う【クロージング】
*16:30JST 日米関税交渉を受けて買い戻しを誘う【クロージング】
17日の日経平均は反発。457.20円高の34377.60円(出来高概算15億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場は大幅に下落したものの、日米の関税交渉への思惑から買いが先行して始まった。円相場は一時1ドル=142円台後半と円安に振れたことも投資マインドを上向かせた。日経平均は寄り付き直後に34000円を回復し、その後はこう着感が強まったが、午後は台湾積体電路製造(TSMC)の予想を上回る決算が好感され、終盤にかけて上げ幅を広げた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、石油石炭、保険、銀行、鉱業、その他製品など31業種が上昇。一方、水産農林、倉庫運輸の2業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、TDK<6762>、テルモ<4543>、ファナック<6954>が堅調だった半面、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、花王<4452>が軟化した。
前日の米国市場は、対中半導体輸出規制強化などを映してハイテク株中心に売られ、主要株価指数は下落した。一方で、日米関税交渉に急きょ参加したトランプ米大統領は、「日本の代表団と会談したことは大変光栄だった」などと投稿した。赤沢亮正経済再生担当相は「為替について議論はなかった」と述べ、円安に振れたことも好感された。先物への買い戻しの動きが断続的に入るなか、TSMCの市場予想を上回る決算が安心感につながった。
日米の関税交渉については、日本を最優先として協議を続けることを確認したことで、一先ず売り方の買い戻しを誘う形となった。もっとも、今月中に改めて日米の関税交渉が行われる予定とあって、厳しいことを突きつけられる可能性は残る。トランプ米大統領の発言トーンは一時期の強硬路線から緩和してきているとはいえ、警戒感は完全には拭えていない。このため、引き続き関税交渉に関する発言などを見定めながら一進一退の展開が続きそうだ。
《CS》
記事一覧
2025/04/19 14:05:ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ユーロ圏経済の減速懸念残る
2025/04/19 14:04:為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米中対立を見極める展開
2025/04/19 14:03:欧米の注目経済指標:4月ユーロ圏製造業PMIは悪化の可能性
2025/04/19 12:32:国内株式市場見通し:落ち着きを取り戻すが、円安是正への警戒感は残る
2025/04/19 12:31:新興市場見通し:グロース250指数は3週間ぶりの高値水準を回復
2025/04/19 12:30:米国株式市場見通し:パウエル議長解任騒動でさらに「アメリカ離れ」が進むか
2025/04/19 10:00:個人投資家・有限亭玉介:円高メリット株に脚光!トランプ関税ショックの最中で思惑動く銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
2025/04/19 07:32:前日に動いた銘柄 part2芝浦電子、ファンデリー、プログリットなど
2025/04/19 07:15:前日に動いた銘柄 part1チヨダ、中外製薬昭和真空、昭和真空など
2025/04/19 05:27:NY為替:欧米市場休場のため主要通貨の為替取引は動意薄
2025/04/18 21:07:【お知らせ】これをもちまして、本日の東京からの市況配信は終了させていただきます
2025/04/18 18:15:日経平均テクニカル: 続伸、一目均衡表で転換線が上昇開始
2025/04/18 17:40:金はリスクオフの買いが続くだろう サンワード証券の陳氏
2025/04/18 17:25:欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、欧米市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み
2025/04/18 17:07:東和フードなど
2025/04/18 17:01:18日の中国本土市場概況:上海総合0.11%安で反落、利益確定売りが重し
2025/04/18 16:59:東証グロ−ス指数は続伸、節目上抜け先高観強まる
2025/04/18 16:58:東京為替:ドル・円は142円台前半で小動き、聖金曜日の祝日で主要通貨の為替取引は動意薄
2025/04/18 16:54:システムサポートホールディングス---ジャンプスタートアプリをCelonis Marketplaceで提供開始
2025/04/18 16:53:中西製作所---栃木県栃木市へ企業版ふるさと納税を実施
|