携帯版 | ||
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/01/14 15:32, 提供元: フィスコ ファインデクス Research Memo(2):医療データ管理システムや文書管理システムを開発・販売(1)*15:32JST ファインデクス Research Memo(2):医療データ管理システムや文書管理システムを開発・販売(1)■会社概要 1. 会社概要 ファインデックス<3649>は医療データ管理システムや文書管理システムなどのソリューションを開発・販売する研究開発型のTech企業である。企業理念である「価値ある技術創造で社会を豊かにする」を実現するため、医療機関の診療を支援するDXソリューションを主力とするほか、官公庁・地方自治体の行政DXを支援するソリューションや、医療機器の開発・販売も推進している。 2024年12月期第3四半期末時点で、本社は東京都千代田区、事業拠点は四国支社(愛媛県松山市)、大阪支店(大阪市中央区)、福岡支店(福岡市中央区)、札幌支店(札幌市北区)、那覇支店(沖縄県那覇市)、京都支店(京都市中京区)、新潟支店(新潟市中央区)、鹿児島支店(鹿児島市)に展開している。グループは同社、連結子会社1社(フィッティングクラウド(株))及び持分法適用関連会社1社(EMC Healthcare(株))で構成されている。フィッティングクラウドはクラウドを利用したITサービスを提供している。連結ベースの総資産は6,144百万円、純資産は5,283百万円、自己資本比率は85.9%、発行済株式総数は26,608,800株(自己株式940,433株含む)、従業員数(取締役・派遣・パート・アルバイトを除く)は307名である。 2. 沿革 1985年1月に四国環衛興業(株)を愛媛県松山市に設立、1992年5月に商号を(株)シェイクハンズに変更、1993年7月に商号を(株)パイオニア四国に変更、1994年5月に医療システム開発事業を開始、1998年3月に商号を(株)ピーエスシーに変更した。2002年12月に電子カルテ「REMORA」を、2003年10月に画像ファイリングシステム「Claio」をリリースし、2014年11月に商号を現在のファインデックスに変更した。その後、2017年1月に松山本社を四国支社へ名称変更して本社を東京に一本化、同年2月にイーグルマトリックスコンサルティング(株)を設立(2018年8月に商号をEMC Healthcareに変更、2022年7月に連結子会社から持分法適用関連会社に異動)した。2019年2月には健診施設向け視線分析型視野計「GAP-screener」を、2021年4月には視線分析型視野計「GAP」をリリースし、2021年4月にはフィッティングクラウドを設立した。 株式関係では、2011年3月に大阪証券取引所(以下、大証)JASDAQへ上場、2013年7月に大証と東京証券取引所(以下、東証)の統合に伴い東証JASDAQへ上場、2014年11月に東証第一部へ上場、2022年4月に東証の市場区分見直しに伴い東証プライム市場へ移行した。 ■事業概要 医療ビジネス、公共ビジネス、ヘルステックビジネスを展開 1. 事業概要 同社はセグメント区分を、医療機関向けに医療データ管理システムなど各種システムの開発・販売・保守等を行う「医療ビジネス」、官公庁・地方自治体向けに公文書管理システムの開発・販売・保守等を行う「公共ビジネス」、視線分析型視野計をはじめとする医療機器の開発・販売・保守等を行う「ヘルステックビジネス」としている。 現状は医療ビジネスが収益の大部分を占め、公共ビジネスとヘルステックビジネスは成長途上の段階である。公共ビジネスは売上高の増加に伴って2023年12月期に黒字転換した。また、医療ビジネスと公共ビジネスは大型案件等によって変動する可能性があるものの、営業利益率は主力製品の順調な拡大、パッケージ販売増加に伴う個別カスタマイズ工数の削減、システム導入数増加に伴うストック型収益(保守・サポート等)の増加などにより、30%前後の高い水準となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HN》 記事一覧 |