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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/18 06:57, 提供元: フィスコ ダイキアクシス---24年12月期増収・2ケタ増益、環境機器関連事業・住宅機器関連事業が業績に貢献*06:57JST ダイキアクシス---24年12月期増収・2ケタ増益、環境機器関連事業・住宅機器関連事業が業績に貢献ダイキアクシス<4245>は14日、2024年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.8%増の468.56億円、営業利益が同59.3%増の10.52億円、経常利益が同36.7%増の11.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同72.5%増の3.54億円となった。 環境機器関連事業の売上高は前期比12.7%増の236.87億円、セグメント利益(営業利益)は同42.7%増の20.33億円となった。生活排水処理(浄化槽)・産業排水処理(排水処理システム)における国内の施工・販売は、価格転嫁の取り組みとともに、大型工事の進捗状況などによって、売上高・セグメント利益ともに大きく増加している。メンテナンスについては、契約件数を増やすとともに、契約先との価格交渉も進めており、随時原価の上昇部分の転嫁を行っている。また、修繕計画の提案についても積極的に実施し、売上も増加している。海外の販売等の状況については、グループ全体の海外売上高は前年同期比で大きく増加しており、メンテナンスについても堅調に推移している。地下水飲料化事業については、ストックビジネスであるエスコ契約に係る新規契約は増加している。また、近年ではエスコ契約を行わない地下水飲料化装置の販売も顧客ニーズが高まり、売上高は増加している。この場合も、販売後のメンテナンス契約を締結することでストックビジネスの拡大に貢献しており、新規契約によって増加している。 住宅機器関連事業の売上高は同8.4%増の198.44億円、セグメント利益(営業利益)は同62.5%増の4.51億円となった。建設関連業者等への住宅設備・建築資材の卸売は、大阪や広島などマンションの新築物件の取り扱いが多い地域と、戸建てを中心に取り扱っている地域とで販売状況に大きな差が生じ、前年同期比で微増という結果となった。ホームセンター向けリテール商材の販売については、天候不順による来店者数の減少や住設商材に対する購買意欲の低下、家電量販店によるリフォーム事業の拡大などの影響によって、前年同期比で減少している。住機部門工事については、前第1四半期末より新たに空調設備工事を行う子会社を連結の範囲に含めていることに加え、マンションや農業温室の設備投資需要回復によって大型案件を受注獲得し、大きく増加している。 再生可能エネルギー関連事業の売上高は同1.4%減の27.08億円、セグメント利益(営業利益)は同52.3%減の1.23億円となった。太陽光発電事業については、前第1四半期末より新たに子会社を連結の範囲に含めていることに加え、FITによる売電を行っているサイトは188件(前年同期と同数)、PPAによる売電を行っているサイトは32件(前年同期比16件増)という状況であり、一部地域においてFITの出力制御が行われているが、売電売上高は増加している。しかし、前年度には大型かつ高利益率案件の完成があった影響もあり、当年度の太陽光発電事業全体の売上については微減という状況となっている。小形風力発電事業は、前年同期に他3社と共同参画した環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」における売上を計上していたことから、売上高は減少している。バイオディーゼル燃料関連事業については、「B5軽油」の営業強化に引き続き取り組んでいることから契約件数は堅調に推移している。 その他の事業の売上高は同1.1%減の6.16億円、セグメント損失は0.29億円(前期は0.38億円の利益)となった。家庭用飲料水事業について、ボトル型ウォーターサーバーの契約数は減少しているが、サブスクモデルである全自動型ウォーターサーバ―の契約者数は増加している。セグメント利益については、新製品の取扱を始めたことによる初期費用等の影響によって減少している。ベンチャーキャピタル事業は、前第2四半期にDaiki Axis Venture Partnersを設立以降、1号ファンド(DAVPベンチャー1号投資事業有限責任組合)を組成し、当年度末日現在では12社への投資を行っている。 2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の478.00億円、営業利益が同4.5%増の11.00億円、経常利益が同0.5%増の11.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同83.6%増の6.50億円を見込んでいる。 《ST》 記事一覧 |