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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/26 11:03, 提供元: フィスコ ワイヤレスゲート Research Memo(3):今後はデジタルマーケティング事業が成長をけん引する計画(1)*11:03JST ワイヤレスゲート Research Memo(3):今後はデジタルマーケティング事業が成長をけん引する計画(1)■ワイヤレスゲート<9419>の事業概要 1. 事業セグメント(売上区分) 同社の事業は、ワイヤレス・ブロードバンド関連事業の単一セグメントであるためセグメント情報は開示していないが、売上高についてはワイヤレスゲートWi-Fi事業とデジタルマーケティング事業に区分して開示している。2024年12月期の各事業の売上高構成比は、ワイヤレスゲートWi-Fi事業が99.6%、デジタルマーケティング事業が0.4%であった。後者の売上比率が低いのは2024年12月期から新たに区分された事業であるためであり、今後は比率を上昇させていく計画だ。 (1) ワイヤレスゲートWi-Fi事業 主に「au」及び「WiMAX」の通信網を借り受けて、顧客ニーズに応じた各種通信サービスと、通信サービスの価値を高める周辺サービスを提供する「月額通信サービス」と「タブレット端末をはじめとする物販」の2つからなる。 1) 月額通信サービス a) 主なサービス内容 高速インターネットサービスを利用できるWiMAX端末やワイヤレスゲートWi-Fiサービスといった通信サービスを提供する。利用者は、まず同社と契約を締結して無線ルーターを借り受け(または買取)、これを利用することで全国ほぼどこでも高速インターネットを利用することができる。 料金は月額固定で、顧客のニーズ(通信速度、データ量等)に合わせて、以下のとおり様々なサービスプランを提供している。料金は基本的には月額固定で、36ヶ月契約が多いが、期間の縛りはない。平均的な利用料は4,000〜5,000円となっている。端末保険付きなど付帯サービス等も提供している。 ・ワイヤレスゲートWiMAX+5G 高速モバイルインターネット「WiMAX2+」に加えて、高速モバイルワイドエリア「au 4G LTE」、さらに高速で幅広いエリアに対応した「au 5G回線」を利用できる。通信モードとしては、「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」から選択できる。端末修理サービス及び盗難・紛失を補償するオプションサービスも付けられる。 ・ワイヤレスゲートWi-Fi WiMAX2+ 全国約40,000ヶ所で利用できる「ワイヤレスゲートWi-Fi」サービスと、新技術で通信最大速度を次々と更新している高速モバイルインターネット「WiMAX2+」を併用して利用できる。基本的に「36ヶ月契約」で、WiMAX2+方式(ハイスピードモード)での利用の場合、データ量は無制限だ。ただし、混雑状況等により速度制限される場合もある。月額4,268円(税込み)だが、オプションもある。なお、現在、新規受付は行っていない。 ・ワイヤレスゲートWi-Fi 駅、空港、ファストフード、カフェ、商業施設など全国約40,000ヶ所の主要エリアにおいてWi-Fiを利用し、高速インターネットサービスを利用できる。複数の公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポットを1つのID・パスワードで利用することが可能である。さらに、Fonプレミアムプランなら、世界およそ2,000万ヶ所のFonスポットも利用可能だ。 ・ワイヤレスゲートWi-Fi+スマホ保険付き 全国約40,000ヶ所で利用できる「ワイヤレスゲートWi-Fi」にスマホ保険が付帯したプランだ。故障や破損などで修理・交換にかかった費用を見舞金として支払ってもらえる。 b) コストと販売チャネル 通信キャリアに支払うコストは、顧客当たり(利用回線当たり)月額固定となっており、契約当たりの売上総利益は一定である。そのため、契約数を増やすことで、同社の売上・利益を増加できる(利益率等については非開示)。 現在の主力販売チャネルは、(株)ヨドバシカメラであるが、新たな販売チャネルとして(株)キタムラ(通称「カメラのキタムラ」)と提携を開始した。また、今後は自社のECサイトでの販売(直販)も強化する計画だ。 2) タブレット端末をはじめとする物販 同社オリジナルのタブレットの販売も行っている。タブレットの主な仕様は、「Android 14/DTS対応/SIMフリー」であり、特色としては「高音質サウンド体験」「パワフルなマルチメディア再生」「ハイエンドなオーディオ体験」などが挙げられる。価格は24,800円(税込み)となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》 記事一覧 |