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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/02 14:04, 提供元: フィスコ GMOぺパボ:「ロリポップ!」「ムームードメイン」が主力、今後はストック収益基盤強化を図り事業領域を拡大*14:04JST GMOぺパボ:「ロリポップ!」「ムームードメイン」が主力、今後はストック収益基盤強化を図り事業領域を拡大GMOぺパボ<3633>は、主力のウェブサイトの制作に欠かせないレンタルサーバーの「ロリポップ!」、ドメイン取得代行・販売の「ムームードメイン」のほか、「SUZURI」、「minne」、「FREENANCE」等の複数サービスを展開している。セグメントは、ドメイン・レンタルサーバー(ホスティング)事業(2024年12月期売上高構成比55.8%)、EC支援事業(同27.1%)、ハンドメイド事業(同12.8%)、金融支援事業(同4.1%)の4つの事業セグメントを有する。 ドメイン・レンタルサーバー(ホスティング)事業では、「ロリポップ!」「ムームードメイン」が主力となる。「ロリポップ!」は、主に個人・法人向けに低価格で高性能なサーバーを提供しているサービス。レンタルサーバー市場はレッドオーシャンとなっているが、リーズナブルな価格設定と創業来のブランド力を背景に国内最大級の規模にある。初期費用不要で、料金はサーバー容量などに応じて料金プランが決められており、エコノミー(99円〜)/ライト(264円〜)/スタンダード(495円〜)/ハイスピード(550円〜)/エンタープライズ(2,200円〜)となる。契約件数と月額料金の掛け算で積み上がっていくストック型ビジネスモデルで、2024年12月末時点の契約件数は約40万件(前期比1.8%減)、顧客単価は520円をわずかに超える水準となる。また、「ムームードメイン」は、400種類以上の豊富なドメインの中から欲しいドメインが取得・管理できるサービス。2024年12月末時点の契約件数は約105万件、顧客単価は190円を超える水準となる。 EC支援事業は「カラーミーショップ」と「SUZURI」が属している。「カラーミーショップ」は、個人商店や中小店舗向けに展開、商材や事業規模に関わらず「成長できる」ECサイトが構築できるサービスとなる。利用料金は、フリー(0円〜)/レギュラー(4,950円〜)/ラージ(9,595円〜)/プレミアム(39,600円〜)と分かれており、2024年12月末時点の契約件数は約5万件。一方、「SUZURI」は、自分で制作したイラストや写真からTシャツ、スマホケース、マグカップなどの高品質なオリジナルアイテムを手軽に作成・販売できる。クリエイターの制作活動の可能性を広げる支援しており、年間流通額 20億円(2024年実績)、2024年12月末時点でクリエイター数 88万人、会員数 201万人となる。 ハンドメイド事業では、国内最大級のハンドメイドマーケットサービス「minne」を展開、「ものづくりの総合プラットフォーム」として、作家・ブランドのものづくり活動の可能性を広げる支援をしている。年間流通額 115億円(2024年実績)、2024年12月末時点で作家・ブランド数 93万人、作品数 1,771万点、アプリダウンロード(DL)数 1,529万DL。 金融支援事業では、フリーランス・個人事業主を支えるお金と保険のサービス「FREENANCE」を展開。即日払い(ファクタリング)や損害賠償保険で個人事業主の活動をバックアップしている。主なサービスは、即日払い、GMOフリーランスファクタリング、保険などで、請求書買取可能額 1万円から、手数料率は請求書額面の3%〜10%で、請求書買取総額 53億円 (2024年実績)となっている。 2024年12月期の売上高は10,922百万円(前期比0.2%増)、営業損益は829百万円の黒字(前期は340百万円の赤字)で11月6日に公表した業績予想に対して上振れて着地した。ストック型ビジネスの売上高は、前期比3.3%増と順調に成長。売上高は金融支援事業の買取基準厳格化による減収とフロー型ビジネスが苦戦した一方で、ドメイン・レンタルサーバー(ホスティング)事業が価格改定効果と高単価プランの契約比率上昇により好調に推移した。AI活用によるカスタマサービスのコストの減少も寄与したようだ。2025年12月期の売上高は同2.4%増の11,184百万円、営業利益は同7.2%増の888百万円を見込む。ストック型ビジネスの価格改定効果や高単価プランの比率上昇を見込むほか、売上成長とAI活用によるカスタマサービスのコスト削減による改善を引き続き見込んでいるようだ。 同社は、中期方針を開示、連結売上高は12,600百万円(CAGR5.0%)、連結営業利益は1,260百万円(CAGR15.0%)を目標としている。安定的かつ確実な成長実現のため、ストック売上の比率を上昇(2027年12月期ストック比率70%以上目標)させてストック収益基盤強化を図りつつ、事業領域を広げることで中期成長を目指すようだ。具体的には、「ロリポップ!」「カラーミーショップ」で高単価プランの法人ユーザーの獲得を目指し、ストック収益基盤の強化をはかるほか、新規事業としてお問い合わせ対応AI導入支援サービス「GMO即レスAI」や配信者やVTuber向けの配信画面作成サービス「AliveStudio」にも注力。「GMO即レスAI」は営業強化による法人ユーザーの獲得、「AliveStudio」では配信分野でのユーザー獲得を目指している。 株主還元については、配当性向を50%以上から65%以上に変更し、2025年の配当額は67.00円に増配予定としている。ストック収益で底堅い業績推移を想定しつつ、配当利回りは4.6%を超える水準で高配当銘柄としても注目に値する。ストック収益基盤強化を図りつつ、事業領域を広げることで中期成長を目指す同社の今後の動向には注目しておきたい。 《HM》 記事一覧 |