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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/15 18:50, 提供元: フィスコ 瑞光 Research Memo(10):2024年度(25年2月期)通期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(10)*18:50JST 瑞光 Research Memo(10):2024年度(25年2月期)通期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(10)瑞光<6279> ■質疑応答 ★質問者 まず1点目ですが、12月末頃に業績予想の修正を行われたかと思います。その後、約3か月が経過した中で、当初の想定からどのような点が変わったのか、具体的に教えていただけますでしょうか。 また、売上や利益が来期に大きくずれ込んだという理解でよいのか、その点についてもお伺いしたいです。 ■瑞光 梅林 1つ目は、為替の影響が当初の想定よりも大きかった点です。2点目は、いくつかの案件で期ズレが発生したことによって、売上の一部が来期に持ち越された点です。そして3点目として、海外子会社で保有していた機械1台について評価損の計上を行ったことも想定外の要素となりました。 ★質問者 海外子会社の機械の評価損はどういった内容ですか? ■瑞光 梅林 海外子会社に小児用紙おむつ製造機械が1台あり、これまでデモ用として活用してきましたが、今回その機械に関する評価損を計上したものです。 今後は、この機械を売却していく方針としています。 ★質問者 ありがとうございます。もう1点、コスト競争力の面についてお伺いします。中国企業がかなり安価な製品を提供しているとのことでしたが、現状で当社製品とどれくらいの価格差があるのか、概算で教えていただけますでしょうか。 また、14ページでご紹介いただいた中期経営計画の取り組みによって、今後その差がどの程度まで縮まる見込みか、どのように改善していくお考えかについてもお聞かせいただければと思います。 ■瑞光 梅林 中国の競合企業が受注を取りにいくために、機械の価格をかなり下げているケースがあります。ただし、競合企業の直近の決算などを見る限りでは、そうした企業もかなり厳しい業績になっており、この状況が長く続くとは考えにくいというのが1つの見方です。また、競合のなかでも上位クラスの企業になってくると、当社との価格差も以前ほどは差がなくなってきているのが実態です。 そうした背景もあり、今年以降については、当社としても競争しやすい環境が整いつつあると感じています。 ★質問者 なるほど。そうすると、中国の新興企業による価格攻勢も今後は徐々に落ち着いてくる見通しがある中で、価格差が縮まっていけば、という理解でよろしいでしょうか。 ■瑞光 梅林 そうですね、だいぶ状況は改善してきています。また、国によっては中国製の機械を敬遠する地域も出てきていることから、そういった面でも当社にとって勝負しやすい環境が整いつつあると感じています。 ★質問者 最後に、現在トランプ大統領による追加関税の議論が話題となっていますが、御社に与える影響について、現時点でどのようなことを想定していますか? ■瑞光 梅林 為替の動向による影響です。仮に今後円高が進行した場合、輸出面ではやや厳しさが出てくる可能性があります。一方で、新規事業などで使用している原材料については、円高により調達コストが下がると見ており、その点ではプラスの側面もあると考えています。 ★質問者 承知いたしました。ありがとうございます。 ■瑞光 梅林 ありがとうございます。 《KM》 記事一覧 |