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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/25 17:17, 提供元: フィスコ 25日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、科創板は0.3%上昇*17:17JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安で続落、科創板は0.3%上昇25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比26.99ポイント(0.80%)安の3346.04ポイントと続落した。 米国の対中圧力が不安視される流れ。米通商代表部(USTR)はこのほど、米国に入港する中国船などに対し、1回あたり100万米ドル(約1億5000万円)の入港料を徴収する案を公表。また、トランプ米大統領は21日、先端技術や重要インフラ、医療など安全保障に関わる戦略部門への中国からの対米投資を制限するよう関係部局に指示している。中国側が非難を強める中、両国関係の更なる悪化も警戒された。ただ、下値を叩くような売りはみられない。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週(3月5日)に控え、中国の経済政策に対する期待感が高まっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、金融の下げが目立つ。重慶農村商業銀行(601077/SH)が2.1%安、成都銀行(601838/SH)が1.8%安、新華人寿保険(601336/SH)が3.5%安、中国平安保険(601318/SH)が2.0%安、中信証券(600030/SH)がと招商証券(600999/SH)がそろって1.8%安で引けた。 酒造や食品飲料の銘柄も安い。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.4%、青島ビール(600600/SH)が2.0%、貴州茅台酒(600519/SH)が1.7%、仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.0%、東鵬飲料(605499/SH)が1.9%ずつ下落する。公益株、資源・素材株、医薬株、軍事関連株、運輸株、不動産株なども売られた。 半面、ハイテク株の一角は物色される。情報技術サービスの武漢精倫電子(600355/SH)や精密金属加工の昆山科森科技(603626/SH)、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)、スマート製品の鼎信通訊(603421/SH)などがストップ(10.0%)高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が7.8%高、ネットワークシステムの上海移遠通信技術(603236/SH)が6.8%高で取引を終えた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が0.3%逆行高している。米国が半導体など先端技術分野で対中圧力を強める中、当局が産業支援に注力するとの見方が改めて広がった。そのほか、自動車株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.42ポイント(0.16%)安の259.22ポイント、深センB株指数が5.88ポイント(0.48%)安の1214.53ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |