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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/05 16:57, 提供元: フィスコ 5日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で続伸、銀行株上げ主導*16:57JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で続伸、銀行株上げ主導5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.76ポイント(0.53%)高の3341.97ポイントと続伸した。 国策に対する期待感が相場を支える流れ。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、きょう5日午前9時(日本時間10時)に開幕し、李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、今年の国内総生産(GDP)成長率目標を24年と同水準の「5.0%前後」とする方針が示された。財政赤字の比率はGDP比で4.0%とし、昨年に設定した3.0%から引き上げられる。財政出動の拡大も期待できる状況だ。ただ、指数は安く推移する場面もみられている。米国の高関税政策により、貿易戦争がエスカレートすると懸念された。(亜州リサーチ編集部) 銀行株が上げを主導する。招商銀行(600036/SH)が2.6%高、中国銀行(601988/SH)が1.7%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.6%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.3%高で取引を終えた。 通信・ネットワーク関連株もしっかり。中国衛通(601698/SH)が6.0%、超訊通信(603322/SH)が3.2%、中国電信(601728/SH)が3.1%、中国移動(600941/SH)が1.5%、中貝通信(603220/SH)が1.2%ずつ上昇した。 ハイテク株も物色される。リニア駆動制御システムの浙江捷昌線性駆動科技(603583/SH)とプリント基板(PCB)メーカーの広東駿亜科技電子(603386/SH)がそろってストップ(10.0%)高、情報技術サービスの武漢長江通信産業集団(600345/SH)が7.8%高、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が6.8%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が6.7%高、銅張積層板(CCL)メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)が6.0%高、IT業務アウトソーシングの浙大網新科技(600797/SH)が4.2%高で引けた。公益株、自動車株、資源・素材株、運輸株、保険・証券株なども買われている。 半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が4.7%、金地集団(600383/SH)が4.5%、保利発展控股集団(600048/SH)と緑地HD(600606/SH)がそろって1.6%、新城控股集団(601155/SH)が1.3%ずつ下落した。医薬株、軍需産業株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.34ポイント(0.51%)高の263.94ポイント、深センB株指数が6.90ポイント(0.57%)高の1218.54ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |