わが国では格差是正を旗頭として、高収入を得ている人や企業などからたくさんの税金を取ろうという動きが出ています。ただ、これ以上高収入を得ている人たちをいじめてしまうと、日本から逃避してしまうかもしれないのです。
言い換えれば、高収入を得ている人や企業がいるからこそ、それなりの収入をもらえ、かつ失業率なども諸外国と比べて低くなっているのです。それを理解せずに、高所得者(社)からもっと税金を取れ!ということになると、高所得者は遠慮なく海外へ出ていってしまうでしょう。残るのは、中・低所得者や収益体質が低い企業だけ。それで、本当に日本という国を支えていけるのでしょうか。
本書はそんな提言をわかりやすく解説しているのです。