現在、株式や先物という枠組みにとらわれず、24時間、世界中の金融商品を売買できるCFDが注目されています。
この本の著者は24時間投資を実践する個人投資家として25年間も相場と向き合っており、長く相場と付き合い続ける知恵と経験が学べる1冊です。
24時間投資をするための準備法や投資を通じて身についた法則、損失を軽減する秘訣など、これから相場を中心として生活をしていこうと考えている投資家の方は、この本から学べる事は多いのではないでしょうか。今後CFDが普及し、日本の個人投資家の注目が世界に向けられた時、この本は再評価を受けると思います。
24時間も投資をするということは、どういうことでしょうか。
それは、常に世界のどこかで相場は動いているという事です。産声を上げるのはアジア、次に欧州市場、そして世界の市場に絶大な影響力を持つ米国市場へ、人間と違いマーケットは眠りません。
著者はマーケットに合わせたライフスタイル(24時間投資)を実践し、世界各国の金融商品に目を光らせ、投資チャンスを狙っています。
一方、私はCFDのトレーダーとして、アメリカの株式市場や債券市場、更に日本の株式市場でも売買しています。
アメリカと日本、2つの市場で取引をする場合、1日24時間のうち16時間を拘束されることになりますが、いかに効率よく、いかに少ない時間で利益を出しやすい相場に出会えるかがポイントでしょう。
仕事をしつつ世界の金融市場で利益を出したい。そんな投資家にお勧めの一冊です。
こういった話を、いろいろなファンド・マネージャーの逸話と併せて、楽しく、面白く読ませてくれる一冊となる。