ご存じ、『影響力の武器』の続編とも言える実践編である。
一言で言えば、投資に限らず、企業人にとって推奨できる本である。
続編と言う事で、前書とは違った事例をいくつも記載しており、大変参考になると思います。
まさに人のこころを動かす説得力満載です。
各々のテクニックには投資においていくつか通じるものがあり、返報性の原理を含み50もの掲載されております。
特に「小さなお願いが引き出す大きな成果」は、私自身が何気なく使っているIPOやPOを貰うための証券会社の担当との交渉、「弱点も見せ方次第」では不動産屋から少しでも安く投資物件を購入する交渉に通じるものがあります。
他にも「感謝の気持ちを蘇らせる一言」や「簡単な質問が相手の協力を引き出す」などは、営業マンには必須なことかもしれません。
絶対に購入して損をしない1冊だと思います。
しかし、もしもここに書かれている項目を全てマスターをしている人がいたら、逆に人間の素直さというか正直さを失うかもしれませんので、ほどほどが一番かもしれません。
また、個人的には、更に詳細の突っ込んだ事例紹介や資産運用に特化したものも見てみたいです。