値動きに似たパターンがあらわれるのは、市場参加者の主観的
に評価された利益に対して最もよく合致しているだけで、
感情(心理的側面)によって作られているものではありません。
本書は、さまざまな社会的行為の中にある意味を簡潔に示しています。
テクニカル分析は、値動きだけに注目しているため、
枝葉の理屈になっています。
なぜそうなるのかを確率論でしか説明できません。
本書をきっかけに、資本主義社会の根底にある概念や、
人の行動の本質について考えて頂ければ、
短期的な値動きや長期的な値動きの中に見られる似たパターンと
その裏側にあるものを推し量れるようになります。