メリマンのフォーキャスト2014

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メリマン氏の本書での分析手法は「アストロロジー（占星学）」「サイクル」そして「テクニカル」という3本柱によって構成されていますが、95年当時、占星術は相場に応用できるという考え方は、必ずしも一般投資家に広く認知されているわけではありませんでした。しかし、こうして20冊目の「フォーキャスト」を出版できる事は、ひとえに読者の皆様からの熱い御支持の賜物と存じます。

さて、昨年の『フォーキャスト2013』でも、各分野でピンポイントにして明快な指針をお届けできたかと存じます。この書籍は、2012年9月頃から執筆の準備に入り、その年の年末に発行されました。その頃、米国は「財政の崖」を巡る論議が市場を席巻していた時期で、これを原因とした悲観論が渦巻いていました。しかし、同書では各相場、特に株式の分野で2013年のポジティブ面を打ち出します。それが2013年7月中旬の木星、土星、海王星の「水のグランドトライン」でした。

具体的な解説は『フォーキャスト2013』をお読みいただくとして、この天体位相形成時に日本では参院選が行われ自民党が大勝。日経平均もこの時間帯に向けて上昇しています。

一方、この位相は「水」に関係する事から穀物を豊作に導く天体位相でもあります。その結果、シカゴ穀物市場は7月に入って以降豊作観測から売り込まれていきます。ただ『フォーキャスト2013』ではこう記述されています『それは木星と土星が水のサインでトラインを形成した1994年と類似している。この時、コーンと大豆は6年サイクルのボトムをつけた（大豆は7.5年サイクルボトム）。しかし、この年から翌年にかけ、各銘柄とも目を見張るような反騰を見せた。今回、これに相当するのは2014年だろう。したがって2013年は豊作により相場は下落すると思うが、2014年は再び悪天候に見舞われ作況被害が出現、相場を史上最高値に押し上げる、と私は思う』。この記述から『フォーキャスト2014』はどう変化していくか。『フォーキャスト2012』では穀物の史上最高値更新を予想していただけに、注目が集まります。

次にサイクル面ではどうでしょうか。実は2013年後半から来年にかけては商品では貴金属、金融面では株式と通貨で長期サイクルが節目に来ています。そしてこれに95年版からメリマン氏が警鐘を鳴らしている歴史的天体位相「カーディナル・クライマックス」が重なります。また「ミューチュアル・レセプション」といわれる天体位相は4つの「D」、即ち負債（Debt）、赤字（Deficit）、格下げ（Downgrade）、債務不履行（Default）の懸念事項が。これは先日米国で紛糾した「債務上限引き上げ問題」がまだ続く可能性を示唆しています。これらをメリマン氏はどう見るのでしょう。

本書では、大局的な天体位相の解説から世界情勢や国際政治などの展望を列記。その上で米国情勢、上記「4つのD」で注目される米国債の分析に始まり、国内外の株式や各国通貨（ドル、ユーロ、円、スイスフラン）、貴金属や原油、そして穀物相場の動向を上記の3本柱から分析します。

また相場以外では、アストロロジーの観点から各星座別の個人の運勢まで掲載していく予定です。

本書は、深く読めば読むほど多くの示唆に富んだ記述があります。お読みいただく皆様の「枕頭の書」となりうる書籍です。2014年の行動の一助として、どうぞお役立て下さい。

投資日報出版株式会社

『フォーキャスト2014』年の主な内容

2014年の米国大統領

2014年各マーケット予想と重要変化日

• 米国株・金利（Tノート）
• 日経平均株価 ドル円、ユーロドル、スイスフラン
• 貴金属、原油、穀物相場と天候予想
• 2014年の季節別時間帯
• 星座別個人運勢

※来年4月の増税後は価格が変わります。販売価格(7,619円+税)

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