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ロジカルトレーダー オープンレンジブレイクアウト戦略の基本と応用ベテラン度:
★★★
マーク・B・フィッシャー,
長尾慎太郎,
井田京子パンローリング A5判 310頁 2009年11月発売 本体 5,800円 税込 6,380円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者のご意見 | 目次 | まえがき by ポール・チューダー・ジョーンズ 超短期のトレードからポジショントレードまで応用可能! 王道のオープンレンジブレイクアウト戦略のすべてが詰まっている! オープンレンジブレイクアウトの基本書 ピットトレーダーのバイブル! トレーディングも人生と同様、計画が必要である! 本書では、トレーディングの専門家であるマーク・フィッシャーが20年以上にわたって成功を収めてきたトレード計画とその手法を公開している。その手法とは、フィッシャーが取引所のフロアトレーダーからパソコンでトレードする個人投資家までの何千人もの人たちに伝授してきたACDシステムである。フィッシャーはその革新的で勝率の高いACDシステムを使って、株や商品や通貨など、あらゆるマーケットでトレードする方法を教えてきたのだ。本書では、そのACDシステムの全貌を明らかにするとともに、ACDシステムを利用したより効率的で利益率の高いトレード方法を紹介している。 本書ではまず、ACDシステムの概要を詳しく説明していく。オープンレンジの値幅で決まってくる基準点には、仕掛けのためのA点とC点、ストップを置くB点とD点がある。またこれらの基準点と組み合わせて、最大の枚数や株数で最小のリスクのトレードにするためのピボットレンジも学んでいく。 フィッシャーは本書でトレーダー心理という非常に重要な課題についても述べている。エゴを捨てる、ギャンブル理論、「次!」などの概念を組み合わせれば、ACDシステムはあらゆるトレードスタイルや理論にも応用できる。第4章のあとの「中間試験」でそれまで学んだ知識を確認したあとは、ACDシステムをほかのトレードツールと組み合わせた使い方を紹介していく。
また、トレードしているマーケットに十分なボラティリティと流動性さえあれば、ACDシステムは超短期のトレードやスキャルピングでも、長期のポジショントレードでも利用できる。初心者であれ経験豊富なトレーダーであれ、ACDシステムをひとたび習得すれば、トレーダー自身はもちろん、そのトレードスタイルも好い方向へと変化させることができるだろう。最後は実話に基づいたエピソードや身近なことを例に挙げながら、この手法で成功したトレーダーの逸話などを紹介し、ACDシステムのすべてとそれを最大限活用する方法を伝授している。
著者紹介マーク・B・フィッシャー(Mark B. Fisher)独立したトレーダーで、NYMEX最大の先物取次会社であるMBFクリアリング・コープの創設者。フィッシャーは、彼が考案したACDシステムというトレード手法を5000人以上の人たちに教えてきた。このなかには、トップヘッジファンドであるチューダー・インベストメンツに所属するトレーダーも多く含まれている。また、夏休みにはNYMEXでインターンプログラムを主催し、さまざまな経歴の見習いトレーダーや大学生を受け入れている。フィッシャーは銀先物ピットで最年少のトレーダーになった21歳からトレードを続けている。ペンシルベニア大学ウォートン校を最優等で卒業、同大学院で金融と会計の修士号を修得。
本書への賛辞「フィッシャーが開発した素晴らしいシステムを快く一般公開しようという救世主的な気持ちはぜひとも利用すべきだろう」――ポール・チューダー・ジョーンズ(チューダー・インベストメント・コープ会長兼CEO)「フィッシャーは、プロの運動選手やコーチが試合に勝つための精神的アプローチをトレーディングに応用している。また、大学生やプロの運動選手の何人かに、バスケットボール引退後の行動計画としてトレーディングという道を提供した」――ジョン・カリパリ(メンフィス大学バスケットボールチームのヘッドコーチ兼元NBAニュージャージー・ネッツのヘッドコーチ) 「私は1970年代前半から積極的にマーケットにかかわっており(為替、株式、デリバティブ)、CBOTの債券ピットのフロアトレーダーや大手多国籍銀行の為替ディーラー、銀行の先物ブローカーの責任者を務め、世界中の資本市場のアナリストとしてある程度の知名度を獲得し、毎日マーケット解説を執筆したり、自己資金でトレードしたりしている。この間に数え切れないほどトレード関連の手引書を読んだが、その大部分は得ることがほとんど(あるいはまったく)なかった。ところが、本書を読んでフィッシャーのACDシステムに関する洞察を理解していくと、それまで直感的に分かっていたトレード手法を論理的に、数字に近いほどの合理性をもって理解することができた。本書は初心者にとっては少し難しいかもしれないが、この教えがすぐに役に立つことは間違いない。本書を初心者にもプロのトレーダーにもぜひ勧めたい」――デニス・ガートマン(ザ・ガートマン・レターの編集長兼発行者)
目次監修者まえがきまえがき ポール・チューダー・ジョーンズ 謝辞 序論 トレーダーの計画
第1章 ACDシステムを知る
第2章 ピボットの概念
第3章 ACDとピボットレンジを組み合わせる
第4章 マクロACD
第5章 ピボット移動平均線
第6章 進化したトレーダー
第7章 ACDシステム版「ウソのような本当の話」
第8章 トレーダーへのインタビュー
付録
監修者まえがき本書はMBFクリアリング・コープ(MBF)の創始者にしてCEOであるマーク・B・フィッシャーの著した“The Logical Trader”の邦訳である。最初に結論を書いておくと、これは日本の個人投資家、特にこれからトレードを始めようとしている人にとって間違いなく最高の教科書である。この手放しの評価は最近めったに相場書を褒めなくなった私が言うのだから確かである。本書の原書は2002年に出版されているが、これほどの秀作が長い間翻訳されずに放置されていたとはにわかには信じがたい。私たち日本のトレーダーにとっては邦訳が7年間も遅れたことによる機会損失は計り知れない。逆に言えば、原書の存在を知る人にとっては絶対に翻訳してほしくなかった書籍のひとつである。本文のなかでも触れられているがMBFはNYMEXにおける最大手のFCMで、あのポール・チューダー・ジョーンズの主宰するチューダー・インベストメントの運用担当者を含め、数多くのトレーダーにとって、そこは優れた教育の場となってきた。そしてフィッシャーが彼らを教える際に用いたのが本書で紹介されているACDシステムである。 (...全文を読む)
すぐに4〜5人の「ローカルズ」(自己勘定で売買するトレーダー)が私を取り囲み、早口でまくし立ててきた。そのなかで私に唯一見えたのはFSHと書いてあるバッジだった(もしかしたらFISHだったかもしれない、彼は立会場で何千人ものトレーダーからフィッシュと呼ばれていた)。彼はいつものように私が何枚買うかを正確に、そして本能的に察知していた。引け間際の高値で売らそうと、私が20枚か30枚買うまで待っていたのだ。後にも先にもマーク・フィッシャーほどピットブローカーの手持ちの注文をかぎつけるのがうまいトレーダーはいなかった。 (...全文を読む)
(ウィザードブック 159)
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