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統計学の7原則 人びとが築いた知恵の支柱ベテラン度:
★★☆
スティーブン・M・スティグラー,
森谷博之,
熊谷善彰,
山田隆志パンローリング A5判 192頁 2016年12月発売 本体 2,800円 税込 3,080円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
「Stock Trader's Almanac 2017」年間最優秀投資本の一冊に本書が選ばれました本書は統計学の普遍の原理を明らかにしようとしている。原著の題目はアラビアのロレンスの『知恵の7柱』から取られた。その原理とは「集計、情報、尤度、相互比較、回帰、計画、残差」のことだ。それぞれの原理はどれもが長い歴史を持ち、統計学のみならずそれ以外の分野にも影響を与えている。それは、本書で紹介している、古代メソポタミア文明から、ダーウィン、ヒューム、ナイチンゲールに至るまで数多くの具体例が表している。さらにそれは、ビッグデータ・ディープラーニングへとつながっている。 統計学の本と言えば、数式を使ったものであるか、「統計学を使うとこんなことが分かる」や「統計学の適用例をまとめたもの」を想像するだろう。ここでは、統計学を支えるそれぞれの原理がなぜ必要なのか、どのようにして成り立っていったのか、そこにはどんな考えと紆余曲折があったのかを余すところなく扱っている。しかも、それぞれの原理がどのように関連がしているかも折に触れて記述している。 しばしば統計学史は編年体で時間順に並べられていたり、ある一つの手法についての歴史であったりした。この本では統計学の全体をカバーしながら、編年体ではなく、7本の柱の概念に基づいてその発展過程を整理している。それぞれの原理を与えて決してテクニカルに走ることなく読者に分かりやすく伝えるよう努めている。 これからデータサイエンティストを目指す若者や、データ分析で30年以上のベテランなどを区別することなく、また、統計学に限らず、科学について考える全ての人、客観的にものごとを捉えようとする全ての人に読んで欲しい内容となっている。 目次序論第1章 集計:表と平均から最小二乗法まで 第2章 情報:その測定と変化の割合 第3章 尤度:確率尺度のキャリブレーション 第4章 相互比較:基準としての標本内変動 第5章 回帰:多変量解析、ベイズ推定、因果推定 第6章 計画:実験計画と無作為化の法則 第7章 残差:科学的論理、モデルの比較、そして診断の方法 結論 謝辞 訳者あとがき 参考文献 ■著者紹介スティーブン・M・スティグラー(Stephen M. Stigler)アメリカの統計学者。米国シカゴ大学統計学部アーネスト・デウィット・バートン特別栄誉教授(Ernest DeWitt Burton Distinguished Service Professor)。科学的な発見に対して最初に発見した者の名がつくことはないとしたスティグラーの法則で有名。ノーベル経済学者のジョージ・スティグラーを父にもつ。主な著書に『The History of Statistics: The Measurement of Uncertainty before 1900』がある。 ■訳者紹介森谷博之(もりや・ひろゆき)Quasars22 Private Limited(Singapore), Director, MBA, MBA, MSc,中央大学商学研究科兼任講師、中央大学企業研究所客員研究員。主な著書に『Python3ではじめるシステムトレード』(パンローリング)、主な訳書に『シュワッガーのテクニカル分析』『デマークのチャート分析テクニック』『為替オーバーレイ』(パンローリング)、『物理学者、ウォール街を往く』(東洋経済新報社)、『入門 経済物理学』(PHP研究所)がある。 熊谷善彰(くまがい・よしあき) 山田隆志(やまだ・たかし) そのほかのお薦め
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