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FX 5分足スキャルピング プライスアクションの基本と原則ベテラン度:
★★★
ボブ・ボルマン,
長尾慎太郎,
井田京子パンローリング A5判 478頁 2015年8月発売 本体 5,800円 税込 6,380円 国内送料無料です。 この商品は 12月30日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者の声 132日間連続で1日を3分割した5分足チャート【詳細解説付き】あらゆるマーケットや銘柄に機能するプライスアクションこの1冊でプライスアクションのすべてがわかる! 本書は、トレーダーを目指す人だけでなく、「裸のチャート(値動きのみのチャート)のトレード」をよりよく理解したいプロのトレーダーにもぜひ読んでほしい。ボルマンは、何百ものチャートを詳しく解説するなかで、マーケットの動きの大部分は、ほんのいくつかのプライスアクションの原則で説明でき、その本質をトレードに生かすために必要なのは熟練ではなく、常識だと身をもって証明している。 本書は、概念やトレードテクニックを驚くほど隠さず公開していることである。これはプライスアクションの仕組みに関する総合的な教材であり、そのなかには連続した6カ月間(2012年3月〜2012年8月の全取引日)のユーロ/ドルの5分足チャートも含まれている。396枚に及ぶ解説付きチャートを示した第9章だけでも、ほかのトレード本では見ることができない日中のマーケットを分析した膨大なデータベースになっているだろう。本書では、主にユーロ/ドルの5分足チャートを使ってさまざまなテクニックを紹介しているが、プライスアクショントレードは、どんなマーケットでも、どんな時間枠でも、どんなトレード環境でも応用可能だとボルマンは強調する。そのことを示すため、まとめの章では、いくつかの人気の銘柄や時間枠でボラティリティが低い状況が続いた場合(今日のマーケットではよくあること)の対処方法も紹介している。 本書は、トレードでの実践に必要な細部まで広く鋭く目配りしつつも非常に分かりやすく書かれており、すべてのページに質の高い情報があふれている。FXはもちろん、株価指数や株や商品など、真剣にトレードを学びたいトレーダーにとっては、いつでもすぐに見えるところに常備しておきたい最高の書だろう。
著者紹介ボブ・ボルマン(Bob Volman)1961年生まれの自己資金のみを投資している独立系トレーダー。その創意性と実用性で、積極的なスキャルパーに幅広く支持されている『FXスキャルピング』(パンローリング)の著者で、この本は2011年の出版以来、安定的な人気を誇っている。本書はプライステクニカルトレードに関する第2弾で、トレード本に期待できるすべての洞察と実践的な知恵が詰まっている。 目次監修者まえがき序章
第1部 実践的な分析
第3章 プライスアクションの原則――実践編
第6章 手動による手仕舞い
第7章 トレードを見送るときと、失敗ブレイクからのトレード 第8章 第1部のまとめ
第2部 評価と管理
第10章 トレードサイズ――複利で増やす
監修者まえがき本書はボブ・ボルマンによる“Understanding Price Action : Practical Analysis of the 5-Minute Time Frame”の邦訳で、FX市場におけるプライスアクションのパターンを分かりやすく整理してまとめたものである。ところで、トレードではエントリー(仕掛け)とエグジット(手仕舞い)のどちらが重要だろうか、という議論がある。これはどちらかが必ず正解であるというわけはないのだが、本書におけるエグジットは、ほかの多くの個人投資家向けのFX指南書と同様に、利食いは20ピップスの指値、損切りは10ピップスの逆指値のブラケット注文を使用することが推奨されている。このエグジットについては、どの本を読んでもこれでリスク・リワード比が1対2となると書いてある。だが、利食いの値幅を損切りの値幅の2倍にしても、現実にはそれぞれの値幅に到達する確率は等しくはないので、真のリスク・リワードは必ずしも1対2ではない。ここで、思考の単純化のために価格変化の対数正規性を仮定し、例えば利食いを2σ(標準偏差)、損切りを1σに設定すると、ランダムに取ったポジションが利食い目標値に到達する確率は、損切り目標値に到達する確率の約7分の1しかない。8回に1回しか勝てないのでは、利食いで値幅が2倍取れてもトータルで利益を出すことは難しい(この場合の、確率密度を考慮したリスク・リワード比は4対1と絶望的だ)。逆に、利食いを0.5σ、損切りを0.25σに設定すると、利食い目標値に到達する確率は、損切り目標値に到達する確率の約4分の3である。このように7回に3回勝てれば、利食いの値幅が2倍であればトータルで利益を出せる(リスク・リワード比は2対3と有利になる)。 このため、こうした目標値を設けるエグジットを用いる場合には、期待リターンのボラティリティに対し小さめの値幅を設定するか、もしくは期待リターンの正規性が破壊された有利な局面でポジションを建てる必要がある。それらはどちらも、勢いのある値動きが発生する直前にマーケットに入るべきであることを意味する。結論として、ここではエグジットよりもエントリーのほうがはるかに重要になる。著者が本書の大半をエントリーのタイミングの解説に充てているのはそのためで、プライスアクションのパターン認識によってその見極めが可能であるというのが彼の主張である。(つづきを読む) 序章(ボブ・ボルマン)私の最初の著作である『FXスキャルピング』が出版されたあと、最も多く寄せられた質問のひとつが、短期のスキャルピングチャート(70ティックチャート)で紹介したことが、それよりも長い日中の時間枠(例えば、2分足や5分足や1時間足)にも応用できるのかということだった。答えはひとつしかない。プライスアクションの原則も、需要と供給という普遍的な法則に基づいているため、あらゆる時間枠に応用することができる。特定の時間や特定のマ ーケットに限定されないのだ。銘柄が違っても、時間枠が変わっても、平均的な値幅や動きを調整するだけで、プライスアクショントレードの概念は、先物でも、指数でも、株でも商品でも、債券でもそれ以外の何でも、FXと同じように使えるのである。また、プライスアクションの原則はマーケットや時間枠を選ばないばかりか、あらゆるトレード環境にも応用できる。このことを示すため、本書の後半では低ボラティリティが続く状況に合わせて通常の方法にひねりを加えて対処する方法も紹介している。そのセクションでは、例としてユーロ/ドル以外の通貨ペアの日中の短い時間枠や、FX以外の人気のマーケットのチャートを使っている。 ちなみに、まったくの初心者の場合は、常に分析のみに集中するということを念頭に置いて読んでほしい。本書では説明のペースを乱さないために、一般的なトレード本やインターネットに書いてある初歩的な説明は省いてある。ただ、テクニカル的に言えば、本書は新人トレーダーと、経験を積んだトレーダーと、それ以外のプライスアクショントレードのメリットと可能性を追求したい人すべてに向けて書いている。 (つづきを読む)
(ウィザードブックシリーズ228) 読者のご意見相場の見方が面白かった。ブル派とベア派の攻防という見方がされていて、改めて相場が他の全てのトレードから成り立っているものだということを実感した。...もっと見るそのほかのお薦め
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