なぜ利益を上げている企業への投資が失敗するのか

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新着 12月12日更新

なぜ利益を上げている企業への投資が失敗するのか

ベテラン度: ★★☆

ヒューエット・ハイゼルマン・ジュニア, 長尾慎太郎, 藤原玄
パンローリング
A5判ソフトカバー 272頁 2005年2月発売
本体 2,400円税込 2,640円 国内送料無料です。
この商品は明日発送できる予定です。 (発送可能時期について)

優良財務諸表にだまされるな!
長期的利益をもたらし、家族の資産を保全するための強力で使いやすい最高の投資ツール!

今日投資家たちが3桁のキャピタルゲインをもたらす可能性がある企業かどうかを判断するためには損益計算書の利益の先を見通さなければならない。本書は、企業が正真正銘の長期的な利益力を持っているかどうか、または警告もなしに爆発するのを待っている魅力的に包装された時限爆弾でしかないのかどうかを一目で見極める方法を示している。

ミューチュアルファンドに投資するにしても、個別株に投資するにしても、もしくはたいていの場合そうであろうが、その両方を組み合わせて投資するにしても、「財務諸表上、優良に見える」企業に投資するだけでは、間違いなく資金を失うことになるだろう。本書では、質の高い利益成長を成し遂げ、長期的な成長軌道に乗っている一握りの企業を即座に特定する方法として使い勝手の良い利益力チャートを紹介する。

この2つのステップからなる方法を用いることで、成長資金を自ら賄うことができるだけでなく、投資家のために価値を創造している（そして今後もそうし続けるであろう）企業を明らかにすることができるのである。本書は経理部門の数字破壊者やウォール街の強欲なセールスマンと戦う武器を与えるとともに、次のことを示してる。

すべての年次報告書、10-Kおよび10-Qに記載されている損益計算書には4つの重大な問題があること
それらの問題ゆえに、例え「利益を上げている」企業に投資をしても資金を失う可能性があること

そしてその問題への対処法とは――

明らかな敗者を素早くふるい落とすことができる5分間テスト。これによって時間を有効活用し、勝者となる可能性がある企業のみを集中して分析できる
図表を用いた強力な投資ツールである利益力チャート。これによって次の10年間における優れた成長株を特定することができる
エンロン、ワールドコム、ルーセントテクノロジーズ、マイクロソフトやリグレーなど実在の企業を題材としたケーススタディ
→つづきを読む

第1章成長株への投資家にとっての障害
第2章発生主義的損益計算書の読み方
第3章相反する性格
第4章 5分間テスト
第5章防衛的損益計算書
第6章積極的損益計算書
第7章利益力チャート
第8章典型的な4つの企業
第9章最良のチャートは階段状
第10章すべての株式は流転する
第11章利益力レシオ
第12章経営者を評価する
第13章グレアムの教室
第14章今日から始めよう

著者紹介

ヒューエット・ハイゼルマン・ジュニア（Hewitt Heiserman Jr.）
ザ・ストリートドットコム（http://www.TheStreet.com/）の投資関連サイトであるリアルマネードットコム（http://www.realmoney.com/）で、利益力に関する人気コラムを執筆している。証券アナリストとしてこれまでに15年の経験を持つハイゼルマンはボストン証券アナリスト協会および全米アナリスト協会の会員である。