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新装版 私は株で200万ドル儲けたベテラン度:
★★☆
ニコラス・ダーバス,
長尾慎太郎,
飯田恒夫パンローリング 四六判 288頁 2017年1月発売 本体 1,500円 税込 1,650円 国内送料無料です。 この商品は 12月16日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
ブレイクアウト売買法の元祖「ボックス理論」の生い立ち多くの熱い読者からの要望で新装版で復刊個人投資家のダンサーがわずかな資金をもとに株式売買で200万ドルの資産を築いた「ボックス投資法」 本書は、株式市場の歴史に残る最も異例で、輝かしい成功物語のひとつである。ダーバスは、株式市場の専門家ではなく、世界中を公演して回るような、ショービジネス界の世界では最も高いギャラを取るダンサーだった。しかし、株式売買の世界に足を踏み入れ、世界中から電報や郵便などの通信手段を駆使して、百万長者の数倍もの資産を築いた。 というのも、ダーバスが悪戦苦闘の末に開発した独自の投資手法は、マーケットの上昇(強気相場)・下落(弱気相場)に関係なく通用するものであったからだ。そのうち、ダーバスが奇妙な投資手法でものすごい利益を上げているという噂がウォール街で広まり、タイム誌が彼の特集記事を組むまでになった。その後、説得されて執筆した本書は、当時、8週間で20万部近くも売れる大ベストセラーになった。 本書に記載された会社のなかには存在しなくなったものや、取引されなくなった銘柄も多いが、それでも本書に書かれたボックス理論の信頼性に揺るぎはまったくない! 今なお多くの投資手法に取り入れられているこの「ボックス理論」の発案者ニコラス・ダーバスという名は、多少なりともマーケットに関心のある人であれば、遅かれ早かれその名前を知ることになる伝説的人物だ。本書は、彼が投機家としてはまったくの素人だった時代から、やがてボックス理論を考案して200万ドルを稼ぐまでをつづったノンフィクションである。彼がボックス理論を発見するまでの悪戦苦闘は、投資を始めたばかりの初心者がだれでも犯す典型的な失敗の数々であるが、そこから独自の理論を考案するまでの軌跡は読者に驚きと大きなブレイクスルーをもたらすヒントとなるだろう。ダーバスが苦難を乗り越えて成功するまでの姿は、すべてのトレーダーにとって何物代えがたい、今でも新しい最高の教科書である。 ■著者紹介ニコラス・ダーバス(Nicolas Darvas)ショービジネスの世界で最もギャラの高いペアダンサー。幾多の苦労の末、マーケットの上昇や下落に関係なく通用するボックス理論を構築し、株式市場で200万ドル以上の利益を上げて資産家になった伝説の人物。 著書に『金融市場はカジノ』『「株で200万ドル儲けたボックス理論」の原理原則』(いずれもパンローリング刊)などがある。
■目次監修者まえがき文庫版 監修者まえがき
第1部 ギャンブラー 第2部 ファンダメンタリスト 第3部 テクニカルな分析 第4部 テクノ・ファンダメンタリスト 『タイム』とのインタビュー 付録 株式索引 ■監修者まえがき本書は、伝説の相場師ニコラス・ダーバスの著した“How I Made Two Million Dollars in the Stock Market”の邦訳である。もともと本書は二〇〇三年に出版され、その後文庫化されたものの長らく絶版となっていたが、このたび読者の要望に応えて再版されることになった。なお今回の復刻に当たっては、従来横書きであったものを縦書きとしたうえで、大きいサイズのフォントを採用し、訳出についても数多くの細かい修正を行っている。ところで、本書は原書が発行されてから数十年たっていることから「内容が古いのでは?」と思う方もいるだろう。そうした評価も「ボックス理論」だけに焦点を当てればあり得るかもしれない(私自身はボックス理論を古いとはまったく思わないが)。しかし、これは技術書としてではなく、むしろ投資家にとって正しいメンタルモデル(ジョンソン=レアード)を習得するための手引書として読むべきものである。ここでメンタルモデルとは、私たちが現実世界をかいつまんで理解するための認知体系を意味し、複雑な系のなかでの適応力や抗堪性はメンタルモデルの質によって決まるのである。例えば、もし科学者が今も天動説を採り、地球を平たい円盤状のものだと認識していたら、人類は大気圏外にロケットを飛ばすことは永久にできなかっただろう。この構造は金融市場においても同じである。本書には、ダーバスが「科学的」だと信じてまったく見当違いなことをする例がいくつも出てくるが、現代の投資家(機関投資家を含む)も、似非科学を信じて荒唐無稽な行為に走るという意味では、やっていることは実は大して変わらない。 投資やトレードにおいては、メンタルモデルさえ正しければ、手持ちの技術がそれほど優れていなくても、利益を上げることができる。しかし、世界観が間違っていれば、どんなに大量のデータや情報を持ち、分析や予測を精緻に行ったとしても、それは確実に失敗するための努力をわざわざ行うことに等しい。ダーバスの功績は、ボックス理論に代表される投資戦略を編み出したことだけにあるのではなく、自らの体験を通して正しいメンタルモデルを獲得するプロセスを示したことに大きな価値がある。その意味では、本書は決して古いのではなく、常に普遍的で、いつまでも新しいと言うことができる。 二〇一六年一二月 長尾慎太郎 (ウィザードブックシリーズ245) そのほかのお薦め
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