福澤桃介式――比類なき大実業家のメッセージ
福澤桃介
パンローリング
文庫判 224頁 2009年6月発売
本体 700円 税込 770円
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貧家の出から大実業家へ
“福沢諭吉の息子”“大相場師”“電力王”に至った処世訓とは!
明治に生きた著名な教育家といえば、福澤諭吉の名前が浮かぶ。その諭吉に比べて桃介の業績を知る人は意外と少ない。福澤桃介――福澤家に見込まれて婿入りした人物。それだけでは、あまりに単純である。眉目秀麗にして大胆不敵。福澤家に頼ることなく、己の力で相場界・実業界で成功し、億万長者にのし上がったほどの豪傑。貧家に生まれながらも数々の輝かしい実績と武勇伝を残した男が語るお金と仕事の流儀とは!
「大実業家」「大相場師」が語る人生訓!
この原書が刊行されたのは、明治44年。慶應義塾の塾生に向けたメッセージがベースとなっている。つまり社会人として、企業のなかでこのように振る舞い、お金とはこのように付き合いなさいと指南した教本である。
本書は当時、貧家の出から成功者となった福澤桃介の執筆ということもあり、増刷を重ね書籍である。現在でも引き継がれているビジネスマナーはもちろん、給与から天引きして貯蓄せよ、習慣の奴隷となるななど、その普遍的なメッセージに驚くはずだ。なによりも、当時、相場界でも実業界でも“異端”とされた福澤桃介が、どのような信念のもと仕事に向かっていたのかは実に興味深い。
桃介は貯蓄した資金を基に相場で大成功を収め、その成功をもってなぐり込んだ実業界でも計り知れないほど大きな実績を残した。彼の信念は、「金儲けは悪いことではない」ということである。努力して手にしたからこそ、金を大切にする。金を大切にするから、金がまた集まる。「相場で儲けた金は大切だが、寝ているだけでつく利子はいやな金である」と語る桃介。精力を込めて立ち向かったからこそ、相場で儲けた金は貴重だというのだ。
・寄付はしない
・信用などはされないほうがよい
・憎まれて世を渡れ
世間とは異なる考えで、「偽悪者」のような立ち居振る舞いを見せる福沢桃介が持つお金と仕事に対する気概は、日本国中の元気が低迷したいま、大いに参考になるだろう。
※本書は、明治44年に実業の世界社より刊行された『桃介式』を文庫化にあたり、改題・現代語に編集したものです。
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