日本人の知らないアゼルバイジャン――今、知っておくべき最新51項
石田和靖,
田邊政行
パンローリング
A5判 288頁 2014年11月発売
本体 2,800円 税込 3,080円
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今、知っておくべき最新51項
20XX年――世界一の巨大計画都市が動き出す
カスピ海ウォーターフロント。
将来、アゼルバイジャン(急成長国・超親日国)で投資・ビジネスをするための必読書
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- 世界の通信・エネルギーハブとなり、急速に多様化する経済!
- 世界一の巨大計画都市が動き出すカスピ海ウォーターフロント!
- 世界の人々が集まる、欧州五輪、F1グランプリ、ディズニーランド!
本書を読んだらわかること
- 世界的インフラ「BTCパイプライン」と「バクー油田」がこの国をどう変えたのか?
- 世界の「通信・エネルギーハブ」となり、多様化する新しい経済モデルとは?
- 世界が集まる「欧州五輪」、「F1」、「ディズニーランド」のポテンシャルは?
- 世界有数の「急成長国&超親日国」には、どんなビジネスチャンスがあるのか?
- アゼルバイジャンでビジネスを始める際に必要な「最新の法務&税務&会計制度」
- 実際のアゼルバイジャンはどんなところなのか?「経済視察団の生の声」(渡航記より)
・・・日本人の知らない、世界で最も熱く燃える沸騰都市の情報が満載!
急成長国&超親日国
「アゼルバイジャン」とは
本書は、日本ではほとんど知られていない国、アゼルバイジャンについて言及した初めての解説書である。
今、この国では、世界の注目を浴びるプロジェクトやイベントが進められている。あのドバイを超えると言っても過言ではないほどの躍動感が、ここアゼルバイジャンにはある。
アゼルバイジャンという国には、以下のように魅力的な事実がたくさんある。
- 親日度が世界でもトップクラスである
- 一般消費者の購買力の成長が著しい
- 社会主義から資本主義へと一気に変革を起こした国である
- 日本製品は求められているが日本企業がまったく進出していない
- 国連・NATO・EUなど国際社会から強い支持・共感を得ている
- 2020年以降の持続可能性の高い経済成長が期待されている
本書をすべて読み、一度、この国を知ってしまったら、アゼルバイジャンに行かずにはいられなくなるはずだ。そして、実際にこの国に行って見て、この国の人々と触れ合い話してみると、この国の無限の可能性を感じることとなる。きっと、この国で何かビジネスをやってみたくなる。いや、動かずにはいられなくなる。実際にそういったことが起きている。
本書は、「アゼルバイジャンでビジネスを行いたい人」「まずは行ってみて次の何かを考えたい人」、そんな人たちに向けて、アゼルバイジャンの基本的な情報はもちろん、会社設立や税務・会計まで、最新の経済関連の情報についても可能な限り網羅した。本書はアゼルバイジャンの真髄を知るための旅行ガイドブックとしても一読の価値はあると思うが、特にアゼルバイジャンのビジネス情報に関しては、その圧倒的な情報量と質は日本随一と自負している。
(本書の「はじめに」から抜粋)
急成長国&超親日国のアゼルバイジャンでビジネスを!
◆アゼルバイジャンって何?
「アゼルバイジャンって、知ってます?」
この本の企画は、著者のこのひとことから始まった。最初、「アゼルバイジャン」と聞いても、それがその言葉の響きから中東方面の国だろうと想像していたが(実際は南東ヨーロッパだった)、それ以上のことはわからずじまいだった。ただ、話を聞いていくうちに、景気の良い話題が尽きない国であることがわかってきた。例えば、次のようなものだ。
- 自然の恩恵(石油と天然ガス)を受けた、成長著しいお金持ち国家
- エネルギーの安定供給という点において、ユーロとアジアにとって重要な地域である
- 世界一の人工島となるカザール・アイランドの建設
- 世界一高い建物となるアゼルバイジャンタワーの建設
- 石油だけに頼らない都市づくり構想
- 欧州五輪やディズニーランド、F1の開催
- 超親日国なのに、日本企業がほとんど進出していない など
話をひと通り聞いたときに思い浮かべたのはあの「ドバイ」だった。話の印象からドバイ以上に世界に注目されている国であることもわかった。ただ、日本人にとってあまりにも馴染みのない国であるということも同時に理解できた。そう、書籍にすることを考えた場合、相当マニアックな内容になりそうなことが見えてしまったのである。
◆アゼルバイジャンに「日本」の風を吹き込みたい(ビジネスしたい)人へ
2013年末、アゼルバイジャンで開催されたユネスコ世界会議では、「和食」が世界無形文化遺産に登録された。首都バクーの街にはこれを記念して「和食 〜 WASHOKU 〜」と書かれたポスターが貼られているそうだ。しかし2014年現在、アゼルバイジャンで営業している和食の店は片手で足りるほどしかないという。
このように、アゼルバイジャン人にとって日本は身近な存在なのに、日本人にとっては、正直、未知の国の域を出ていない。
だが、実は、ここにマニアックである(=多くの人に知られていない)がゆえのメリットがある。実際、和食が大きなビジネスチャンスだと感じ、和食の店を開業し始めているアゼルバイジャン人起業家に対して、日本のキッチン用品を納品している人がいる。もちろん、シェアは100%だ(2014年現在)。今なら、やり方次第で、あふれるほどのチャンスに出合える。
本書は、ブルーオーシャン(=競争のない未開拓市場)であるアゼルバイジャンに日本の風を吹き込みたいと思う人向けの解説書(初級編)である。大前提となる「アゼルバイジャンがどういうお国柄なのか」「アゼルバイジャンが世界から期待されている理由は何か(各種プロジェクト)」はもちろん、アゼルバイジャンでビジネスを始めるうえで最初に知っておくべき法務や税務や会計制度についての現時点での情報をまとめている。
◆無料相談シートも付いている
実際に会社を設立するときの細かな実務的な話は実務編(予定)で紹介することになるが、現時点で不明点があれば、本書についている無料相談シートを使うことで、著者に質問することもできる。
アゼルバイジャンという国に興味を抱いた人はもちろん、日本という枠では収まりきれない、大きな希望を持っている日本人にぜひ読んでいただきたい。
目次
はじめに
第1章 ドバイを超える国、アゼルバイジャンの魅力
第1節 なぜ、アゼルバイジャンか?
第2節 火の国アゼルバイジャン、風の街バクー
第3節 アゼルバイジャンへの誘い
第4節 バクー油田とBTCパイプライン
第5節 ユーロアジア石油輸送回廊
第6節 バクー・トビリシ・カルス鉄道
第7節 ユーラシア超高速情報通信網
第8節 アゼルバイジャンから周辺国への電力輸出計画」
第9節 動き始めたこの国の起業家育成とICT宣言
第10節 バクーホワイトシティ
第11節 ジーラ島カーボンニュートラル主計画
第12節 カザール島新都市計画
第13節 ヘイダル・アリエフ・アベニュー
第14節 スムガイト・ケミカル・インダストリアル・パーク
第15節 無人運転鉄道、新バクーメトロ
第16節 2016年のF1バクーGP開催が決定
第17節 アゼルバイジャンのソフトパワーと国際社会の見方
第18節 政府系ファンドSOFAZとロナルトド・レーガン・ハウスの報告書
第19節 和食のユネスコ世界無形文化遺産はアゼルバイジャンで決定した
第20節 アゼルバイジャンで急増する高報酬専門分野と給与額
第2章 アゼルバイジャンの基本データ
第1節 地理と人口分布
第2節 アゼルバイジャンの歴史
第3節 アゼルバイジャンの人口
第4節 アゼルバイジャンの言語
第5節 アゼルバイジャンの政治体制
第6節 アゼルバイジャンの法体系
第7節 国際時間と営業時間
第8節 アゼルバイジャンの経済事情
第9節 査証制度(ビザ制度)
第10節 外交
第11節 アゼルバイジャンの経済予測
第12節 アゼルバイジャンの銀行業
第13節 アゼルバイジャンのIT・通信・メディア
第14節 アゼルバイジャンの建設業
第15節 アゼルバイジャンの農業
第16節 アゼルバイジャンの観光業
第17節 アゼルバイジャンの交通インフラ
第3章 石油と天然ガス
第1節 アゼルバイジャン産の石油について
第2節 石油輸出ルート:3つのルート
第3節 カスピ海の法的地位
第4節 天然ガス
第5節 シャフ・デニズ鉱区とシャフ・デニズ第2鉱区
第6節 アゼルバイジャン国家石油基金
第4章 アゼルバイジャンでビジネスを始めるなら、
知っておくべき法務&税務&会計制度
第1節 はじめに
第2節 どのような事業形態があるのか
第3節 株式会社の制度
第4節 合同会社の制度
第5節 現地で働く場合や人を採用する場合のルール
第6節 外国人がビジネスを行う場合の規制と優遇策について
第7節 外国人がビジネスをするうえで知っておくべき税務について
第8節 外国人がビジネスをするうえで知っておくべき会計制度について
第5章 アゼルバイジャン渡航記
第1節 「和食を登録してくれた国と互いに」
小柳明/(株)小柳産業 専務取締役
第2節 「税理士の目から見たアゼルバイジャン」
藤尾智之/税理士、いいね・にっぽん株式会社代表
第3節 「カザールアイランドに上陸してみて」
今井友彦/a-MAX LLC CEO
第4節 「食ビジネスの可能性」
中嶋浩文/株式会社 ing エンターテイメント代表取締役
第5節 アゼルバイジャンの食文化「和心を届ける」
渡邉智洋/株式会社ダブリュスター代表取締役
第6節 火の国アゼルバイジャン 近未来都市へ
高橋美奈/越乃火匠 久八代表
第7節 アゼルバイジャンとデザイン
中村佑人/Art Director・Movie Director
第8節 アゼルバイジャンの成長とネット通販
前田裕/(株)マユリ取締役
第9節 アゼルバイジャンのIT・コンテンツ・コミュニケーション
飯沼秀一/(株)IPパートナーズ代表取締役
第10節 アゼルバイジャンの観光ポテンシャル
小林健一/(株)エイチ・アイ・エス新規事業開発マネージャー
付録 その1(イエローページ)
付録 その2(ビザ申請)
付録 その3(無料相談シート)
おわりに
著者プロフィール
石田 和靖 (いしだ かずやす)
株式会社ザ・スリービー代表取締役
株式会社クロスボーダー代表取締役
AS グローバルマネジメント取締役
ワールドインベスターズ TV 総合プロデューサー
越境会 会長
日本証券業協会 公益委員
昭和46年東京生まれ。会計事務所勤務の際、中東〜東南アジアエリアの外国人経営者の法人を多く担当。 その後2003年に株式会社ザ・スリービーを設立。年に十数回、ドバイやアゼルバイジャンなどの新興国を訪問、政府系ファンドや企業、大学などに太いパイプを持つ。世界経済・投資・ビジネスの動画サイト「ワールドインベスターズTV」をはじめとした、海外のビジネス・投資及び国際理解教育に関するメディアを企画・運営し、毎週月曜日の夜は東京・外苑前のアーキテクトカフェから公開生放送を、不定期に海外からの生放送を配信。現在配信中の過去アーカイブは2,000タイトルを超える。
HISとの共同企画ブランドを構築し付加価値の高い大人のためのビジネス視察旅行をこれまでに数十回開催。2013年7月には、世界に羽ばたく人たちのためのクロスボーダーコミュニティ「越境会」を発足、会長に就任。世界の真の情報や人脈、機会を共有する会をメンバー シップ制で運営。 著書に、『越境せよ!』(講談社)『オイルマネーの力
(アスキーメディアパブリッシング)』『ドバイ株投資完全マニュアル』(パンローリング)など、海外のビジネスや投資に関する書籍、テレビ・ラジオ出演、 雑誌記事連載・掲載、講演会など多数。世界を駆け巡り、日本人のチャンスを探りながら、現在に至る。
関連サイト
田邊 政行 (たなべ まさゆき)
田邊国際税務事務所 代表・税理士
株式会社ザ・スリービー 監査役
株式会社クロスボーダー 取締役
昭和46年生まれ、神奈川県横浜市出身。横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程修了(国際経済法学修士)。上武大学経営情報学部講師(非常勤)、三島浩光税理士事務所(現 永峰・三島会計事務所)等を経て、PricewaterhouseCoopersバンコク事務所に勤務(2006年5月〜2008年6月)。2008年7月に帰国し、田邊国際税務事務所を開設、現在に至る。国内外の富裕層の国際税務・国際相続のタックス・プランニングを中心として、海外に進出する日系企業の国際税務サポートのほか、グローバル企業の税務顧問などを行っている。
『Q&A 海外駐在・移住のための税務ハンドブック』(共著、財経詳報社、2012年9月)、『国際税務の疑問点』(共著、ぎょうせい、2010年9月)など著書多数。国際税務や海外進出関連のセミナーを多数開催、国際相続や海外不動産関連のDVDを多数出版している。
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さらに11月12日までにご予約の方には、以下の特典をお届けします。
特典期間は終了しました。多くのお申込をありがとうございました。
先行予約済みのお客様には、ご登録のメールアドレスに11月末頃に特典をお届けします。
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正誤表
本書の89ページに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
(誤)万人
(正)千人
(現代の錬金術師シリーズ125)
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