ファンダメンタル的空売り入門

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新着 11月27日更新

ファンダメンタル的空売り入門

ベテラン度: ★★★

トム・トゥーリ, 山本潤, 井田京子
パンローリング
A5判ソフトカバー 376頁 2004年4月発売
本体 2,800円税込 3,080円 国内送料無料です。
品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について)

読者の御意見

危ない企業を見抜くトラブルサインとチャートテクニック

下げ相場で儲けるか、つなぎ売りでポートフォリオ防衛か
マーケットはいつまで停滞したり、下がり続けるのか。そんなことはだれにも分からない。本書は今後10年間のマーケット予想ではない。これは、空売りを成功させるためのツールを身につけるためのものなのである。

日々の投資に空売りを利益の一部として組み込むための戦略
下げ相場でも利益を出したり、つなぎ売りでポートフォリオをヘッジする
ウォール街のトップ・マネーマネジャーのテクニックを伝授

空売りは、長年プロの投資家がポートフォリオをヘッジするためのつなぎ売りのテクニックとして利用し、推奨してきた。ところが個人投資家の間では、これがリスクの高すぎる手法だと信じられてきたため、不安定なマーケットや下落相場でリスクヘッジのチャンスも利益をつかむチャンスも見逃されてきたのである。
本書の目的は空売りを日々のトレーディング用の兵器庫には欠かせないツールにすることであり、そのために必要な知識のすべてを詳細かつ分かりやすく紹介されている。人気のマクグロウヒルのストリートスマートシリーズの最新版である本書には、次の内容が含まれている。

空売りの仕組みとよくある間違いを予測し避ける方法
危険な会社や銘柄を見抜く方法
簡単にできるインデックスファンドや上場投信を使った分散投資戦略

空売りについて書かれた本は驚くほど少ない。そして、このことが空売りはヘッジと利益につながるということをトレーディングのトップシークレットにしてきたといってよいだろう。本書は、日々のパフォーマンスを上げるための即戦力である空売りを、詳しく紹介した優れた入門書になっている。
激しく変動する今日のマーケットにおいて、空売りはもっとも利益率の高いテクニックのひとつだが、残念ながら最も理解されていない分野のひとつでもある。空売りをあらゆる角度から検証した本書は、日々の投資先に迷う人たちを含めたすべての投資家にとって分かりやすい道案内になっている。
本書には、次のような内容が含まれている。

空売りの仕組み
個別先物銘柄やオプションではなく、空売りを使う理由とその時期
空売りの成功率を上げるテクニカル分析
空売りの利益を最大限にするための節税対策
問題を抱えた企業、つまり理想的な空売り候補を生む有害な要素

本書には、自信を持って空売りするために知っておくべきことがすべて詰まっている。初心者はまず空売り候補を調べる方法を学び、良い候補だと確信した銘柄をつもり売買してみるとよい。こうすることで、資金をリスクにさらさずに空売りというゲームのルールが理解できる。また、すでに経験を積んだトレーダーは、破滅的な玉締めを避ける方法や、企業の財務諸表からトラブルのサインを見つけることで理想的な空売り候補を探す方法を学ぶことができる。そればかりか、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の本質的な内容まで理解できる詳しい手引きにもなっている。
荒れた相場でもっと利益を上げるチャンスがあるのではないか、タイミングをつかんでパフォーマンスを向上させるための知識と規律を身につけたいという投資家にとって、空売りは迅速かつ劇的にポートフォリオのパフォーマンスを上げるテクニックになる可能性がある。数々のメリットがあるにもかかわらず、あまり利用されていない空売りというテクニックを完全かつ分かりやすく紹介した本書を読んで、これを投資計画の一部、それも利益率の高い部分として活用してほしい。

著者紹介

トム・トゥーリ（Tom Taulli）
金融関連の調査を行うトゥーリリサーチの創設者で、『タッピング・イントゥ・ワイヤレス（Tapping into Wireless）』『インベスティング・イン・IPO(Investing in IPOs）』『ストック・オプションズ（Stock Options）』など、著書・共著が多数ある。また、MSNインベスター、ブルームバーグ・パーソナル・ファイナンス、フォーブス・ドット・コム、その他、出版物に定期的に執筆している。著名なエンジェル投資家でもあるトゥーリは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、バロンズ誌、USAトゥデー紙、ザ・ストリート・ドット・コムなどにも洞察力あふれるコメントを寄せている。

(ウィザードブックシリーズ70)