小豆の罫線

ケイ線の持つ秘法的なヴェールをはぎとり、合理的なケイ線論の裏付けをつくった書。特にサヤの変動を、限月相場の習性と合わせ、実践的な売買にまでもっていった点で、我が国のケイ線論に一転機を与えた書と言えるだろう。もはや古典的な評価を与えられている。

目次

序章 値動きの背景
1. 罫線の成立
2. 罫線の種類と引き方
第1章 底の理論と現実
1. 底の理論
2. 買い線の定義
3. 買い勢力の台頭
第2章 上げ波動の性格
1. 上げ相場の型
2. 上げ途上の押し
3. 上げ相場の終末
第3章 天井の構成
1. 天井周辺の形勢
2. 限月間の差異
3. 売り線の型
第4章 下げ相場の波動
1. 下げ相場の第1期
2. 下げ波動の性格
3. 大底への接近
第5章 買い線売り線一覧
1. 買い線の種々相
2. 売り線の種々相
第6章 罫線と相場観
1. 統計と推計
2. 罫線万能論
3. 材料の価値
付録1 端境期新穀期の波動と罫線
1. 新穀の発会
2. 新穀の上げ波動
3. 端境の底
付録2 開所以降各限月の動き

※絶版になった単行本をコピーしたものです。

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