インサイド・バンガード 世界最強の資産運用会社
チャールズ・エリス,
鹿毛雄二,
鹿毛房子
日本経済新聞出版社
四六判 292頁 2023年11月発売
本体 3,000円 税込 3,300円
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投資業界の破壊者 成功と挫折の物語
インデックスファンドの新たな仕組みを創った伝説的企業の経営理念とリーダーシップ
世界最大級の資産運用会社として知られる「バンガード」。圧倒的低コストにこだわった個人投資家向けインデックスファンドの新たな仕組みを創った伝説的企業は、いかにして投資業界の破壊者になりえたのか?
バンガードの誕生から現在までの軌跡を、創設者ジョン(ジャック)・ボーグルや投資業界の勇者たちの知られざる人間ドラマと独自の経営戦略とともに、生き生きと描く。
本書では、バンガードの創設者にして「インデックスファンドの父」と呼ばれるボーグルの生い立ち、彼がウエリントングループの社長を追われた後にバンガードを立ち上げ、成功を収めるまでの波乱の日々、次世代の新たなCEOのもとでのさらなる大躍進、そして、バンガードの成長のカギとなったユニークな経営戦略と行動指針についても丁寧に紹介する。
著者は「ウォール街で最も賢い男」(マネー誌)と称され、自身もバンガードの取締役として活躍し、金融業界の内部を知り尽くしたチャールズ・エリス。世界的ロングセラーとなった投資哲学の名著『敗者のゲーム』は、経営学者ピーター・ドラッカーに「投資に関する最高の書」と称されている。
目次
I 始まり
1章 ジャック・ボーグルの生い立ち
2章 「理想的な合併」のはずだった
3章 トラブル発生
4章 ウエリントンとの闘い
II バンガードの発展
5章 敗北からの出発
6章 低コストの強み
7章 アクティブ運用
8章 インデックス運用
9章 上場投資信託(ETF)
III 組織作り
10章 トップ交代
11章 ボーグルの遺したもの
12章 再びパートナーに
13章 ブレナンの経営手法
14章 巨大資本の力
15章 驚くべき好循環(フライホイール)
16章 ティム・バックリー
IV 業界をリードする技術革新
17章 投資アドバイス
18章 規制対応と議決権行使
19章 将来に向けて
著者紹介
チャールズ・エリス
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀MBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年にグリニッジ・アソシエイツを設立し、2001年まで代表パートナーとして活躍。米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任するほか、ハーバード・ビジネス・スクール、イェール大学大学院にて上級運用理論を教え、現在も、大手年金財団、政府機関や富裕層のファミリーオフィス等に投資助言を行う。著書に『キャピタル 驚異の資産運用会社』『チャールズ・エリスが選ぶ「投資の名言」』『チャールズ・エリスのインデックス投資入門』『敗者のゲーム』、共著に『投資の大原則』などがある。
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