全米一の興行師が遺した「富と成功のバイブル」ついに初音声化
人を幸せにして、正しく儲ける方法にも王道があった
現代アメリカショウビズ界の様々なエンターテイナーがお手本とする、全米市場最も有名な興行師の一人バーナムが残した富と成功を築く「儲けの技術」がついに初邦訳、初音声化で登場。
リング・リング・サーカスや「地上最大のショウ」を仕掛け巨万の富を得たP・T・バーナムが富の正しい築き方、失わない方法を20のルールでレクチャー。
様々なシチュエーションを面白おかしく、時にシニカルに教えてくれます。
その名が心理学用語にまでなっているほどの人たらしバーナムが1世紀の時を超え、
今あなたに紐解く、成功するための“あたりまえの”方法とは。
「バーナム効果」という言葉を知っているだろうか?
「誰にでも起こりうる、あてはまるようなことを、自分だけ特別に、自分自身であることのように思い込む効果」のことを言い、アメリカの心理学者ポール・ミールが本書の著者P・T・バーナムの言葉に因んでつけた事象である。
では、心理学用語にまで命名されるほどのバーナムという人物は、いったいどんな人で、何を遺したのだろうか。
全米で最も有名な興行師の一人として、今も尚語り継がれているP・T・バーナムは、世界3大サーカスのひとつと言われるリングリングサーカスの前身を創設したり、地上最大のショウを設立した人物である。興行を通し巨大な富を築いては、投資や家事で失うということを繰り返しながら、最後には成功者としてその一生を終えている。
バーナム自身にはいかがわしい興行師という一面もあるが、その逆に、大学に巨額の寄付をしたり、博物館を設立したりと築いた富を社会に還元し続けてきた人物でもある。
本オーディオブックはそのバーナムによって1850年に著され80年に刊行された「The Art of Money Getting, or, Golden Rules for Making Money」を初邦訳したものである。
博打な人生の酸いも甘いも経験した著者により、
150年前に語られ、時代を超え、さまざまな実業家、エンターテイナーにも影響を及ぼした「稼ぐ技術 20のルール」とは。
興行主という一見怪しげな経歴には似つかわしくないほどの真面目で当たり前、非常にシンプル且つ普遍的な内容が講演口調により、時にユーモラスに、時に辛らつに語られている。
時代を超え読み継がれている本書が、エンターテイナー バーナムによる壮大な「ジョーク」かどうかは、あなた自身の耳で是非確かめていただきたい。
目次
- はじめに(訳者序文)
- 本文
- ルール1:職業の選択を誤るな
- ルール2:正しい場所を選べ
- ルール3:借金をするな
- ルール4:決してあきらめるな
- ルール5:何をするにも全力であたれ
- ルール6:運に頼るな、自ら努力せよ
- ルール7:道具は最高のものを使え
- ルール8:ないものねだりをするな
- ルール9:何か有用なことを学べ
- ルール10:希望は持て、ただし夢は見過ぎるな
- ルール11:一度にひとつのことだけに集中せよ
- ルール12:何ごともシステマティックにせよ
- ルール13:新聞を読もう
- ルール14:「本業以外」に用心せよ
- ルール15:うかつに保証人になるな
- ルール16:宣伝せよ
- ルール17:客は丁重に扱え
- ルール18:客には気前よくせよ
- ルール19:おしゃべりを慎め
- ルール20:常に誠実であれ
- 警告
著者:P・T・バーナム
1810年コネチカット州に生まれる。様々な事業を経験し1835年、興行師としてのキャリアをスタートさせる。巧妙な宣伝と営業でアメリカ国内の巡業を成功させ、そこで稼いだ資金を元にニューヨーク市にあった「アメリカ博物館」を買収、以後ここを拠点に様々な見世物を、全米からヨーロッパにまで活躍の場を広げていく。
晩年、1871年にはサーカス・動物園・蝋人形展示などを混ぜた「地上最大のショウ」を設立。
その後のサーカス団が手本としたさまざまな興行スタイルを確立した。
様々な著作を遺し1891年死去。