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そろばん 売りのヤマタネ半生記ベテラン度:
★★☆
山崎種二パンローリング 文庫判 256頁 2009年1月発売 本体 700円 税込 770円 国内送料無料です。 品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について) Tweet
相場の神様“ヤマタネ”の名著がついに、文庫復刊!!
■概要 大正の終わりになると、主人の他界や大震災という大打撃を経て、ついに彼は独立を決意。米相場については修行時代に多くを学び、すでに「売りのヤマタネ」としての片鱗を見せていた。売りを強みとする彼は、買い占めが嫌いだった。正米市場で育った彼には、人々にとってもっとも重要な米を買い占め、値段をつり上げて儲けることが我慢ならなかったのである。 しかし、彼が米相場で成功すればするほど、心よく思わない人々が増える。さらに軍国主義の背景が強くなり始め、米の売買もしづらくなると考えた彼は、いよいよ株式相場へと本格的に足を踏み入れる。満州事変の年、金輸出再禁止を受けた株式相場は、数年に及ぶ大暴騰を見せ、ついに「買いのヤマタネ」として大成功を収めた。 しかし、すべてがうまくいったわけではない。大きな痛手を追って金策に走ることや、不安感に押され血尿を出すこともあった。それでも相場の世界を去らなかったのは、「もともと裸ではじまったのだから、あらためて出直せばいい」という達観だったのかもしれない。
他方、横山大観をはじめ多くの画家や著名人との親交も深かった彼は、「世の中のためになること」を山種美術館を設立するなど、近代日本画を愛した人としても有名である。 ■目次序文
第一章 少年時代
第二章 修行時代
第三章 独立
第四章 兜町進出
第五章 再出発
第六章 「山種」時代
第七章 相場雑感 あとがき そのほかのお薦め
ベテラン度:
★★☆
ベテラン度:
★★★
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