■講師コメント
NHKスペシャル「素数の魔力にとらわれた人々-天才数学者たちの150年」という番組で、
「大宇宙と数字(素数)の世界」という難問を解読し得ず、
苦闘する、世界の天才数学者たちを克明に描いていました。
相場の世界は、実は人間が解読し得ていない「大宇宙の素数の世界」に収まるようです。
はからずも私の信奉するW.D.ギャンは、「相場を大宇宙(大自然)」と捉えることから始めています。
IT時代の進捗と共に、昨今では株式投資や外国為替取引が当たり前になっています。
そして、様々な(日計り中心の)テクニカル手法も溢れています。
ただ考えなければならないなのは、一般の方々は本来の仕事をお持ちであり、
金融関係のプロではないという点です。
本業をおろそかにして、相場に熱中する必要はないのです。
「相場を追っかける」のではなく、
「相場に追いかけられている」方々を数多く見かけます。
本末転倒です。要は「常に相場をする必要などない」のです。
「大宇宙の一部である数字の動き(相場の動き)」を大まかに俯瞰できれば、
ごく自然に大宇宙に入り込んでいけばいいのです。
一旦行動を起こしたら、泰然自若、ユッタリ構える。
相場をやって疲れ切るなど、愚の骨頂です。
楽しくそして有意義な人生を送ろうではありませんか。
W.D.ギャンは1878年6月7日、アメリカのテキサス州・ラフキンに生まれ、
1955年6月14日、満78年の誕生日の直後にその生涯を終えます。
彼の残した遺産は5,000万ドル(現在価値で50億ドル)と言われています。
10年単位で、淡々と、継続して「市場から果実を得る」ためにどうしていくか。
サブプライム問題が燻ぶり「100年に1回」と言われる不安定な時代だからこそ、
ギャンの(大自然の一部である)相場に対峙するための
「根幹の知識および精神」を知って戴きたいと考えます。
青柳孝直
■プログラム
1. W.D.ギャンの生い立ちと聖書のかかわり
2. ギャンのサイクル理論
(1)ギャンのサイクルに対する根幹の考え方
(2)サイクル理論と占星術
(a)大サイクル
1.90年サイクル
2.82〜84年サイクル
3.60年サイクル
4.49年サイクル
5.45年サイクル
6.30年サイクル
7.20年サイクル
(b)小サイクル
1.15年サイクル
2.13年サイクル
3.10年サイクル
4.7年サイクル
5.5年サイクル
6.3年サイクル
7.1年サイクル
(3)カーディナル・クロスとフィックスド・クロス
1.カーディナル・クロス
2.フィックスド・クロス
角度からみた重要な転換点
(4)実際例の説明
「びー・だぶりゅー・れぽーと」より
(※青柳氏が発行している、ギャン理論・一目均衡表をベースにした
相場分析を中心とするWeekly「びー・だぶりゅー・れぽーと」は、
日本は勿論、世界各地の投資家から好評を得ている。)
3 相場をする時の心構え
4 ギャンのテクニカルに関する「28のルール」