講師/結喜たろうさんからのコメント
FXを使ったポートフォリオによる分散投資を扱った実践的DVDです。
短期的に一攫千金のお金を得たいという方には向いていません。
ストレスを感じず、FXの長期保有でお金をじっくりと貯めるやり方に特化しています。
究極的には、ポジションを持ってから「その存在すら忘れ、一年後に口座をチェックしたら増えていた」そんな状況が理想です。
また、投資効率を上げるために定期的なポジションのメンテナンスや、複利運用の効果により、投資効率を最大限に上げることも可能です。
長期運用で大切なのは、長い保有に耐えるポジションの作り方、そしてポジションを運用するやり方です。
DVDでは、その2つの大切な方法を身に付けることが出来ます。
これは拙著『FXで究極の海外投資』でご紹介したポートフォリオによる「金利貯蓄型運用」を、さらに詳しく掘り下げたものです。
大きなテーマとして『自分年金「1億円」を作ろう!』を掲げています。
それは、長くゆったりと時間をかけて、堅実に安定した資産づくりを行うことで実現します。
投機的トレードによる精神的な負担、他人任せで成績の振るわない投資信託への不満、そのようなものに嫌気がさした方々には、非常に適したものになるでしょう。
内容について
上巻では、手法の仕組み的な話に重点を置いています。
少しでも早く実際の運用方法やその効果を確認したいという方にとっては、少し回り道し過ぎに思えるかも知れません。しかし、投資において一番大切なのは、その手法の理(ことわり)だと考えています。
「一体、いま自分は何をやっているのか?」それを知らず、表面的なノウハウだけを触っただけでは、長期の運用においては、確実に途中で挫折するでしょう。最低限の理屈だけは知っておいて下さい。
下巻では、ポートフォリオ作成の方法論、通貨ペア選択の方法から始まり、作成したポートフォリオをどのように運用するのか、ポジションの閉じ方、リバランスなど、運用面での解説をメインにしています。
特に、複利効果を生む資金管理術については、運用方法とバラバラな説明ではなく、実際の運用の中でどのように組み合わせて行くのかに重点を置き、実践的なレベルで充分な解説を心がけました。
■上巻「理論編」
第1章 自分年金の作り方
投機トレーダー?投信でプロへ運用委託?
実は、資産運用における第3の道があります。
第2章 FXの金利貯蓄型運用
為替レートの上下を必死に予想しなくて良い?
変動リスクを消した高利商品が自分で作れます。
第3章 未来のリスクとリターン
目標期間の利益と損失を数字として知ることが出来ます。
1年後の目標金額と予想損失を合理的に調べます。
第4章 将来の推定評価額
未来のリスクとリターンをもとにすれば、将来のいつでも資産の評価額を推定することができます。
第5章 投資魅力度とポートフォリオの入口
投資の魅力を測るシャープレシオを使って、ポートフォリオの入口を垣間見てみましょう
第6章 過去のリスクとリターン
未来の資産推移を知るためには、過去の資産推移を調べるバックテストは非常に重要です。
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■下巻「実践編」
第7章 ポートフォリオの最適化
ポートフォリオを最適化していくロジックと手順を詳細に解説します。
第8章 最適化の実演
汎用性の高い通貨ペアを用いて、実際のポートフォリオ最適化を実演します。
第9章 ポートフォリオの運用
運用中の利確・損切りのテクニックと考え方を明確なロジックで考えます。
第10章 実運用の事例から
ここ4年ほどの実運用の中で体験した様々な出来事実践の軌跡を1つの参考事例としてお話しします。
第11章 複利運用の資金管理
年利10%程度でも数百万から確実に1億円にまで持っていく資金管理法について考察します。
第12章 ファンダメンタル・心構えなど
ファンダメンタルや精神面を踏まえて運用に必要な部分を補足します。
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まず、1回、通して見てみましょう。
ツール類を手で動かしながら理解を深めて下さい。
使い方を覚えるという目的もあるのですが、数字(確率と金額)の意味を実感するためには、なんらかのツールを媒体とすることが一番の早道です。
実際に手と頭を使いながら学習することで、理論と実践が手早く身に付きます。
ある程度、デモ版で運用の仕組みと使い方がわかったら、1回1ヶ月無料で使えるプレミアム版を申し込んでみましょう。
最新データを使って自分オリジナルのポートフォリオを作成してみて下さい。
ただし、すぐに運用するのではなく、1ヶ月ほどフォワードテストを行いましょう。
これは自分が抱えるポジションがどのような動きをするのか、慣れておく目的があります。
本来であれば、10巻ぐらいに分けて、ゆっくりと理解を深めていくレベルの話なのですが、今回、1巻90分×2という分量の中に、ぎっしり詰め込んだことで、内容はかなりハイペースに思えるかも知れません。
どうしても分からないところは飛ばして下さい。
ただし、リターンとリスクの数字が実際の運用で何を意味しているのかは理解しておきましょう。逆に言えば、それだけ分かっていれば充分です。
リスクとリターンについて
このDVDではリスクとリターンという言葉が繰り返し出てきます。
例え話を1つ致します。
崖崩れが頻繁に起きるような鉱山で、金塊を探すとします。
リターンは発見することで得られる一角千金です。
リスクは崖崩れが起きたことよる命の危険です。まさにハイリスク・ハイリターンですが、このDVDでは、最初からそのような場所には近づきません。
一方、川で砂金を毎日少しずつ拾うとします。
リターンは少しずつ貯まる砂金になります。リスクは100年に1度程度で発生する洪水です。
極稀とはいえ、命の危機はあります。そこで、確実に助かるように救命具を着て作業をします。
それがこのDVDで扱うリスクの管理になります。
「滅多に起きないのだから気にしない」ではなく、また「僅かな砂金のために、命の危険があるなんて割に合わない」でもありません。
滅多に起きないのですが「常に最悪の事態を想定し、備えをしておく」ことです。
このDVDでは「リスク分析ツール」の存在が大きな位置を占めます。
「リスク分析ツール」は、ポートフォリオの「最適化」を支援し、そのポジションが抱えるリスクを、細かく洗い出します。資産運用にとっては、転ばぬ先の杖となります。
ポートフォリオの「作成」ではなく「最適化」
リスク分散のために「ポートフォリオを作成する」という言葉はよく聞きます。
しかし、単に複数の通貨ペアを保有するだけでは、ポートフォリオの意味がありません。
リスク分散の効果を最大限に高めるためには、もう一歩進めて、ポートフォリオの「最適化」へ踏み込む必要があります。
大手の運用機関では、ポートフォリオの「最適化」システムを作るために、1,000万円単位のコストをかけます。「最適化」には大量のデータ処理と複雑な計算が必要となるからです。
リスク分析ツールは、最適化のためのロジックはそのままに、ある程度の専門性を排除することで、個人レベルで必要となる分析機能を、エクセル上のプログラムで実現しました。
リスク分析ツールの種類について
リスク分析ツールには、無料で使える「簡易版」と有料サービスとなる「プレミアム版」の2つがあります。
DVD購入特典では、無料、有料を含め、以下の特典サービスをご用意しています。
各ツールの具体的な内容については、以下のページをご覧下さい。
リスク分析ツール‐簡易版(無料)
リスク分析ツール-プレミアム版(月額1,575円)・
[トレーダーズショップでも取り扱っています。]
DVDで使用する教材「プレミアム版のデモ版」について
体験用のデモ版をご用意しています。(※データは2012年8月3日まで、機能は全て使用可)
ポートフォリオの最適化について、実際に手を動かして理解するために用意した、学習用のプログラムです。DVDでは、このデモ版を教材として使用します。
DVDを視聴する前には、このデモ版をダウンロードしておいて下さい(無料です)。
プレミアム版は、こまめにリバランスを行うのであれば、継続して使用されることをお勧めしますが、特に数ヶ月に1回程度のリバランスであれば、無料期間で一旦使用を止めて、また必要なタイミングでお申し込みされても構いません。
「必要なときだけ1ヶ月の申し込みをしてチェックする。」
そのような使い方をしているユーザーの方は多くいます。
また、機能的には多少劣りますが、無料の簡易版を使って実運用を開始しても構いません。
簡易版の詳しい使い方などについては『FXで究極の海外投資』の第6章をご覧下さい。
DVDの付属教材として、以下のものが用意されています。
業者スワップの平均化 |
将来推定評価額 |
極小確率の場合 |
複利運用シュミレーション
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*期間 2011/10/25 ~ 2012/12/12 (約1年2ヶ月)
*利益 987,451.27円(2012/12/12) - 834,127.93円(2011/10/24) = +153,323.34円
*年利(年率換算) 12.8%
口座履歴報告書を見てみる(PDF)
(株)山幸投資事業部代表 一級建築士
東京都立大学大学院工学研究科修了 建築学専攻
モノづくりに興味を覚え大学の建築学科へ進学。設計事務所を経て大学院を修了。独立後は不況の煽りを受け、何度か設計の廃業も考えるが、以前から趣味であった投資が、経営の立て直しに功を奏す。現在、空間建築デザイン業務と並行し、さまざまな投資対象で、ギャンブル的要素を排除した、堅実な資産運用の実践に務めている。
監修:北山広京(きたやまひろき)
もともとは物理や数学を志すも、金融工学の世界に惹かれ、大手証券会社に就職。
現在、大手運用会社でクオンツ責任者として活躍。また大学院で実務者向けファイナンス理論の専任講師などを務め、後進の指導にも力を入れている。運用系システムはデータベースから最適化まで全て自作をモットーとする。
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