オニールの空売り練習帖
ウィリアム・J・オニール,
ギル・モラレス,
鈴木一之,
西村嘉洋
パンローリング
A5判 ソフトカバー 238頁 2005年10月発売
本体 2,800円 税込 3,080円
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ロングセラー、現在10刷 | 読者の声
売る方法を知らずして、買うべからず
売りの極意を教えます!
「マーケットの魔術師」オニールが空売りの奥義を明かす
株式市場以外であれば、物事には常に2つの側面がある。しかし、株式市場では1つの側面しかない。つまり、正しい側にいなければ、儲けることはできないのである。マーケットの状況次第では、空売りが正しい側である場合がある。しかし、空売りのポジションをとるには本当の知識、市場でのノウハウ、そして大きな勇気が必要である。
空売りの仕組みは比較的簡単なものだが、多くのプロも含めほとんどだれも空売りの正しい方法を知らない。ウィリアム・オニールは本書で、効果的な空売り戦略を採用するために必要な情報を提供し、詳細な注釈付きのチャートで、最終的に正しい方向に向かうトレード方法を示している。
指値の設定方法から空売りのタイミング決定まで、本書の単純明快で時代を超えた永遠普遍なアドバイスによって、大切なことに集中し、最大の自信を持って空売りのトレードができるようになる。
目次
第1部 いつ、どうやって空売りするか
空売り
正しい相場環境での空売り
上昇すれば必ず下落する
主要な株価指数の利用方法
反発したときはどうするか
サイクルはどのように起こるか
崩れやすいベースの例
市場だけでなく銘柄にも注意
空売り銘柄の選択
常識が勝つ
クライマックストップの例
空売りしてはいけない銘柄
空売りのタイミング
50日移動平均線のブレイクの例
オーバーヘッドサプライ
オーバーヘッドサプライの例
ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップの例
指値の決め方
買い戻して手仕舞いをするのはいつか
大衆に従ってはいけない
プットとコール
空売り残高レポート
リスクは常にある
空売りチェックリスト
第2部 空売りの構造
第3部 最高の空売りのモデル
シスコ・システムズ
ルーセント・テクノロジーズ
カルパイン・コーポレーション
ヤフー
ブロードコム
サートゥンティード・プロダクツ
ロウズ
レッドマン・インダストリーズとスカイライン・コーポレーション
C-キューブ・マイクロシステムズ
その他の最高の空売りモデル
著者紹介
ウィリアム・J・オニール(William O'Neil)
ウィリアム・オニールは個人投資家の際立った擁護者であり、投資で成功するために革新的で、信頼できる実効的なツールと方法を個人投資家に提供している。ベストセラーの『オニールの成長株発掘法』『オニールの相場師養成講座』(いずれもパンローリング)などの本では、オニールが1963年にニューヨーク証券取引所の会員権を購入し、いまや500以上の機関投資家の顧客を持つ彼自身の投資会社であるウィリアム・オニール・アンド・カンパニーを始める原動力となったCAN SLIM投資分析ツールの解説を行っている。1984年に彼が創刊したインベスターズ・ビジネス・デイリーは多くの投資家に毎日高度な証券市場のデータを提供しており、またそのウエブサイト(http://www.investors.com/)では正しい投資の基本的な原則について個人投資家に啓蒙を行っている。
ギル・モラレス(Gil Morales)
ギル・モラレスは1981年にスタンフォード大学を卒業し、1991年にメリル・リンチでブローカーとして投資業界でのキャリアを始めた。その後1994年に彼はペインウェバーに移り、同社の稼ぎ頭となり、オニール自身によってウィリアム・オニール・アンド・カンパニーにスカウトされた。彼は現在ウィリアム・オニール・アンド・カンパニーのバイスプレジデント兼チーフマーケットストラテジストであり、また同社の株式の一部の運用に責任を持つ社内ファンドマネジャーとしても活躍している。
監修者まえがき
本書は成長株投資の第一人者、ウィリアム・J・オニールの最新刊“How To Make Money Selling Stocks Short”の邦訳である。1953年、オニールは21歳だったときに、プロクター&ギャンブルの株を5株買って株式投資の世界に足を踏み入れた。以来、類まれなる研究心と観察力、そして持ち前のガッツにより数々の「大化け銘柄」を探し当て、30歳でニューヨーク証券取引所の会員権を取得するまでになった。(中略)
本書はタイトルが示すように「売り」のノウハウが満載されている。もっと言えば「空売り」の技術を詳述したものである。著者が本文中で述べているように、売りの時期が分からなければ、どうしてあなたが買いと思ったものが、本当は売りの時期に来ているかもしれないと判断できるのだろうか。90年代に75000%もの上昇を遂げたシスコ・システムズにも適切な売りの時期があったのである。
したがって、“CAN SLIM”の全体像は本書では述べられていない。また、オニールが好んで使う独特の言い回し(ディストリビューション、ベース、カップ・ウィズ・ハンドルなど)も、本書では最小限の説明しかなされていない。“CAN SLIM”は1冊目の『オニールの成長株発掘法』に詳しく記述されており、2冊目の『オニールの相場師養成講座』(パンローリング)では、最適なタイミングで買いに入る手法が詳述されている。そして3冊目の本書では、売りの真髄が細部にわたって展開されている。オニールの戦術をより深く研究することを望む読者は、氏の3冊を併せて読まれることをお勧めする。 日本でもようやく四半期決算の開示が義務づけられた。“CAN SLIM”の真髄は四半期決算の伸び率にあり、2005年は日本にとってまさにオニール流成長株投資への扉が開かれた記憶に残る年だと言えよう。(つづきを読む)
(ウィザードブックシリーズ93)
読者のご意見
初心者には馴染のない用語が散見されますが、この本より前に決算書やファンダ系の本で基礎知識を得ていたこともあり、とても読みやすかったです。
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