投資見聞録〜精鋭たちの“生”の言葉を聞く〜
川崎さちえ,
新田ヒカル
パンローリング
四六判 上製本 2009年5月発売
本体 2,300円 税込 2,530円
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目次 | 読者のご意見
いつも何を考え、どういう行動をしているのか?
相場の荒波に耐えてきた5人の投資家の“告白”をまとめたインタビュー集!
“ためになるようなおもしろい話”とはどういうものか。この回答には諸説あるかと思いますが、ひとつの模範回答を挙げれば、“リアルで具体的な話”も“ためになるようなおもしろい話”の中に含まれると思います。
そして、本書『投資見聞録』の特徴は、この“リアルで具体的な話”を随所にちりばめているところにあります。“ある場面”において、“ある戦い方”を選択したのはなぜなのか。その戦い方でうまくいった理由はどこにあるのか、失敗した理由はどこにあるのか、その失敗から何を学んだのか。今はどうしているのか。具体的な事例を聞きながら、「いつも何を考え、何をしているのか」を聞いています。そこには、お手本どおりの飾られた抽象的な言葉はありません。あるのは“生の言葉”で語られた告白です。
本書タイトル“見聞録”にあるように、取材の中で「見聞したこと」をできる限り“そのまま”伝えるために、過度な編集はしておりません。ですから、なかには投資に関係のないお話も含まれていますが、それも本書に登場している投資家の「生き様」のひとつとして読んでいただければと思います。
本書は投資ノウハウをまとめたものではありません。ですから、本書を読んですぐに投資が上達することはないかもしれませんが、少なくとも「普段、ほかの投資家が何を考えているのか」はわかると思います。自分の投資スタイルと照らし合わせることできっと“投資のヒント”が見つかると思います。
本書に登場している投資家たち
第1章 南緒――入口ではなく出口を重視した戦略で、資産を大きく膨らませたFXの達人
入口ではなく出口を考え、ストップを置くことを最重要視する。独自のセンスで巧みにロットを組み替え、わずかな差益を狙う。確固たるトレードスタイルは、一見難しいように思えるが、実は非常にオーソドックスである。本来誰もができることを、誰よりも忠実に行う。その繰り返しで大きな利益をつかみ取るという緻密な手法によって資産を膨らました伝説のトレーダー、南緒。
第2章 いちのみやあいこ――マーケットに対して“熱くならない”、冷静沈着な投資家
「騙された」。厳しい過去から始まったトレード。「もう二度と騙されない」。その思いから何事も自分で決めることを選んだ。同時に、自分で決めることの大切さを学んだ。検証して、納得して、出口を決めて、それからスタート。システムトレードだろうが、FXだろうが、オプションだろうが、そのスタイルは基本的には変わらない。自分を信じつつも、自分を信じすぎることなく、マーケットに対して正しい位置を取っていく。いつも冷静沈着な投資家、いちのみやあいこ。
第3章 角山智――自分の資産を大切にする、真のバリュー投資家
単に割安な銘柄に投資することは本当のバリュー投資ではない。真のバリュー投資は「良いビジネスを行っている企業を安く買うことだ」。この信念に基づき、主に決算書を参考にして銘柄を発掘していく。バリュー投資家には珍しく、思惑と外れた場合には、損切りも厭わない。自分の資産を本当に大切にする、真の意味でのバリュー投資家、角山智。
第4章 北浜悠輝――慎重に、慎重に、慎重にマーケットに挑む
慎重に、慎重に、慎重に……。マーケットに果敢に挑戦する姿勢を持ちつつも、力任せに攻撃するわけではなく、臆病すぎるほど様子を見てマーケットに戦いを挑む。迅速な損切りで小さな勝ちを何回も積み上げながら、最終的にそれを大きな勝ちに育てていく。これからが楽しみのデイトレーダー、北浜悠輝。
第5章 優利加――マーケットに、生涯通じる“戦略・戦術・戦闘法”を持ち込んだ
「投資はビジネスである。ビジネスである以上、戦略・戦術・戦闘法が必要だ。特に戦略は無視できない」。この考えを元にトレードを体系化。そして、何をすべきで、何をすべきでないかを明文化。“やるべきことは限られていること”を浮き彫りにし、迷える投資家(トレーダー)に「生涯現役」で通じる手法を伝授した。生涯現役のトレーダー、優利加。
本書の特徴
◎FXやバリュー投資、システムトレード、短期投資(デイトレード)、スイングトレードなど、それぞれの分野で実績を残してきた人たちの話を紹介
◎どういうときにエントリーするのか、普段はどういうことを考えているのかなど、手法や思考法を中心に、等身大の言葉で紹介
◎失敗談(どうして失敗したのか)や成功談(なぜ、成功できたのか)、読者へのアドバイスなど、読者のためになりそうな話も掲載
◎今まで著書や雑誌などで詳しく語られることのなかった話なども掲載
本書を読んでほしい人
◎初心者トレーダー(投資家)や中級者トレーダー(投資家)
◎成績が伸び悩んでいる人
◎投資について真剣に考えたい人
◎普段では聞くことのできない人の話を読んで、自分の投資活動の糧にしたいと思う人
(現代の錬金術師シリーズ77)
読者のご意見
南緒さんの話は大変参考になった。理解できたことは、入り口は複雑な判断は不要。出口は、損失に関しては決めたロスカットで、利食いはまだよく理解できていない。後は、1ヶ月、1年等の目標を立て、1日や1回の利益計画を明確にすることである。(K.T 様 40代) ...もっと見る
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