ジャンクボンド

ジャンクボンドが日本経済を再生する！
ジャンクボンドは高リスク高利回りの社債のことで、80年代の米国経済再生に、このジャンクボンド市場の発展が大きく貢献した。
今日、日本経済の閉塞感からブレイクスルーするために、経済の再生、構造改革が強く叫ばれている。
その中でジャンクボンド市場の発展は、企業の事業再構築、経済再生に大きな役割を果たすだろう。

著者自己紹介
わたくしホントに生まれも育ちも葛飾柴又です。但し下町というイメージは多分に映画で作られたイメージで、 実際わたしの小さかったころは近郊農村という雰囲気でした。その後千駄木・根津などを経て現在は麻布のはしっこ に住んでいますが、考えてみるとどこもお寺があって昔は都市と農村の境目だったという共通点があります。 大学を卒業するまではマルドメ人間で公務員試験に通って役人になる寸前、ふと魔がさして外資系コンサル会社に 入ってしまいその後ずっと外資系で働いています。外資のカルチャーに今でも違和感をおぼえる一方、 マルドメ組織にはない柔軟性、個人的な自由や個人の能力を引き出す体制には感謝しています。 いつの間にか年をとって40を越えてしまった最近考えるのは自分の経験を若者に伝え、 彼らに日本の維新を成し遂げてもらいたいですね。そして投資家としてその恩恵を受けられれば最高ですね。

目次
序章 ジャンクボンド-「堕ちた天使」から日本経済再生の救世主へ

第1章 ジャンクボンドとは？-高リスク・高利回りの社債
ジャンクボンドの最も簡単な定義-低格付け社債、格付けダブルB以下の社債
ジャンクボンドをめぐる日本の混乱-日本特有の問題「格付けの混乱」
ジャンクボンドは悪くない例


第2章 アメリカで誕生したジャンクボンド市場
一九七〇年代の経済低迷でジャンクボンド誕生-「フォールン・エンジェル（堕ちた天使）」
一九八〇年代のアメリカ経済再生とジャンクボンド
「ジャンクの帝王」マイク・ミルケン
レバレッジド・バイアウト（LBO）
ジャンクボンドへの評価


第3章 日本の「ジャンクボンド市場」
石原東京都知事の「東京ジャンクボンド市場」構想
日本にジャンクボンド市場はあるのか
ジャンクボンド、「大人の国」ヨーロッパから学ぶ
日本のジャンクボンド市場は約10兆円規模


第4章 ジャンク本との付き合い方
ジャンクボンドの投資価値
ジャンクボンド発行は企業にとってもメリットがある
ジャンクボンドへの投資アプローチ-分散投資とリスク管理が重要


第5章 日本の課題
旧勢力からの抵抗、「臭いものに蓋」をする人々
問題の解決に向けて
迫られる日本経済の構造改革と再生、日本に欠けている起業と敗者復活

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