本書はエリオット波動原理の発案者ラルフ・ネルソン・エリオットによる代表的な著作(1946)です。エリオット波動原理の基本的な考え方や使い方について、エリオット自身が晩年になって著したものであり、彼の集大成となるものです。長年、英語の原書でしか読めませんでしたが、この度、初めて邦訳書として世に送り出すことができました。
冒頭から第9章までは、今も変わらないし、将来にわたり変わらないであろう エリオット波動原理の大原則が詳しく語られています。これを踏まえて第10章以降ではさまざまな事例が取り上げられています。
しかし、発案者による古い著作であるがゆえに、現在のエリオット波動研究者から見ると間違っていると思われる点もあれば、第9章までの大原則に照らしても矛盾しているという点もあります。それらについては注釈をつけましたし、本書の最後で詳しく解説しています。
本書を通じて、エリオットはやはり観察と発見の天才であったという認識を新たにします。彼の著作には膨大な観察の結果得られた多くのヒントが埋め込まれていますし、読者自ら相場観察をしながら本書を繰り返し読むことで、重要なヒントを見つけられるのではないかと思います。エリオット波動初心者にとっても良い教材であると同時に、ベテランのエリオティシャンにとってもヒントの宝庫と言えます。
R・N・エリオット(R. N. Elliott)
1871年、米国カンザス州生まれ。主に会計士として鉄道会社の経営やレストラン 経営に携わっていたが、55歳の時に大病を患い、58歳で早期退職を余儀なくされ る。それを機に株式市場の研究に没頭。株価変動のパターンを独自に見いだして エリオット波動原理[Elliott Wave Principle(1938年)]を打ち立てた。1948年、ニューヨーク州にて死去。
エリオット波動に関する研究を目的として2017年1月に設立。エリオット波動原理による波動分析やトレード手法の研究をしている。最新の研究成果やカウントの発表などは公式サイト(http://jewri.org)にて。
題名 |
波動原理の概念と 波形認識 1 |
波動原理の概念と 波形認識 2 |
波動原理の概念と 波形認識 3 |
波動原理の基本 実践編 1 |
波動原理の基本 実践編 2 |
波動原理の基本 実践編 3 |
表紙 |
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内容 |
フラクタル構造と 「インパルス」 |
推進波 「ダイアゴナル」 |
修正波3種類と 複合修正波 |
カウントの手順 |
想定の立て方 |
エントリーポイント のヒント |
試写 |
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Veteran's choice:
★★☆
ウェイン・ゴーマン/ジェフリー・ケネディ/一般社団法人日本エリオット波動研究所 パンローリング
A5 288 pages, released in Dec. 2019
3,080 yen
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