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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/25 16:25, 提供元: フィスコ ニデック、ルネサス、メタウォーターなど<7201> 日産自 335 +5.3大幅続伸。前日に25年3月期の業績下方修正を発表。営業利益は従来予想の1200億円から850億円に、純損益は800億円の赤字から7000-7500億円の赤字に引き下げた。販売環境の悪化に加え、生産設備の減損や追加リストラ費用の特損計上などが背景。26年3月期にも追加費用計上の可能性が残るもようだが、減損計上自体は想定されていたほか、足元で円高進行が一服していることから、短期的なあく抜け期待に。 <3231> 野村不HD 853.3 -26.8大幅続落。前日に25年3月期決算を発表。営業利益は1190億円で前期比6.1%増、従来計画1140億円を上振れた。一方、26年3月期は1220億円で同2.6%増を見込み、1250億円程度のコンセンサスを小幅に下振れた。サプライズは限定的なものの、足元の株価が堅調に推移していたため、利食い売りが先行したようだ。なお、新中計では、28年3月期事業利益1600億円(25年3月期1251億円)目標に。 <7205> 日野自 443.1 -23.3大幅続落。前日に25年3月期決算を発表、営業利益は575億円で市場予想を100億円強上振れた。一方、26年3月期は400億円で前期比30.4%減を見込み、550億円程度のコンセンサスを大きく下振れる。国内外での販売減少、円高の影響などを想定している。関税の影響など相対的に軽微とみられていた中、想定以上の下振れガイダンスとなる形に。直近では三菱ふそうとの統合効果に期待が先行しており、その反動も。 <9551> メタウォーター 2050 +111大幅続伸。前日に25年3月期の決算を発表、営業利益は106億円で前期比7.3%増となり、従来計画の97億円を上振れている。一部大型受注の剥落はあったものの、受注高も5%増の2227億円と順調であった。26年3月期営業利益は115億円で同8.2%増の見通し。市場コンセンサスの108億円程度を上回る水準となっている。増収効果や粗利改善を見込んでいるもよう。想定以上に堅調な業績推移を評価する動きに。 <6723> ルネサス 1774.5 +104.5大幅続伸。前日の朝に第1四半期決算を発表、その後はやや買いが優勢となったが、本日は米半導体株の上昇なども支援となり、上げ幅を広げる展開に。第1四半期のNon-GAAPベース営業利益は838億円で会社ガイダンス724-760億円を上振れ。4-6月期は769-808億円程度の水準を見込むもようだが、ガイダンスは保守的と評価。4-6月期のデバイス売上高は為替影響などを除き前四半期比5.3%増と。 <7751> キヤノン 4332 +44大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は965億円で前年同期比20.5%増となり、市場予想を70億円程度下振れている。通期予想は従来の5190億円から4660億円、前期比66.6%増に下方修正、5030億円程度のコンセンサスも下振れている。ただ、為替円高のほか、関税の影響も前提を明確にしたうえで織り込む形になっており、目先のアク抜け感につながる格好でもあるようだ。 <9706> 日空ビル 4072 +125大幅続伸。前日に25年3月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の346億円から385億円、前期比30.4%増にまで引き上げ。好調な訪日外国人旅客数や国内線旅客数の着実な回復で、羽田空港の旅客数が堅調推移、商品売上高や施設利用料収入が予想を上回ったほか、修繕費などの費用が想定を下振れたようだ。足元の円高で株価が低迷していたこともあって、ストレートにポジティブな反応が先行。 <9509> 北海電力 683.8 +31.9大幅反発。前日に25年3月期の業績修正を発表している。経常利益は従来予想の430億円から640億円、前期比26.7%減にまで上方修正している。電源調達コストの低減や経営効率化の効果、燃料費など調整費の期ずれなどが要因。コンセンサスは460億円程度であり、上振れ幅の大きさがインパクトにつながっている。株主資本の積み上がりによって、26年3月期配当計画などへの期待も高まる展開に。 <6702> 富士通 3080 +141大幅反発。前日に25年3月期決算を発表、営業益は2651億円で前期比65.4%増となり、2900億円程度の市場予想を下回ったが、構造改革に伴う一時的な費用計上が背景で、それを除けばほぼ想定線。26年3月期は3600億円で同35.8%増を見込み、コンセンサスの範囲内と捉えられた。ネガティブインパクトに乏しく安心感が先行。また、想定はされていたが、上限を1700億円とする自己株式の取得実施も発表。 <6594> ニデック 2510.5 +278.5急伸。前日に25年3月期決算を発表、営業利益は2402億円で前期比48.4%増となり、市場予想をやや上回る着地になった。また、26年3月期は2600億円で同8.2%増を見込み、コンセンサス2650億円は下振れだが、トランプ関税の影響懸念なども強まっていた中で、増益計画に安心感が先行した。また、新中計では28年3月期営業利益3500億円を目標としており、こちらは期待以上の水準と捉えられる。 《ST》 記事一覧 |