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グリーンブラットのイベントドリブン投資法
企業買収、企業分割、資本の増減、債務の再編、訴訟和解など、ある程度限定的な出来事をターゲットにします。 イベントの発生から株価の反応までの短期的な期間に着目し、長期の企業価値よりも短期的な価格変動から利益を得ることを目指します。 このように、イベントドリブン投資は短期的な投資機会を狙う投機的な側面があり、洞察力が求められます。 本書は初心者には読みにくいと感じられるがこれらのイベントに着目すると利益が得られる機会が存在します。 章末にまとめていることを読むとわかりやすく説明しているので章末だけでも読む価値が十分あると思います。 (kuni 会社員 個別株18年)
この本は、実際のケーススタディーを豊富に取り入れ、身近で著名な企業などを含む分割企業、企業再編成、合併関連証券などにおける安価な株式を探し出し、悪いものは売り、良いものは買うなど自らが実践した結果を踏まえ、リスクを抑えた、やや逆張り的な発想にて株式投資で成功する秘訣を記したものである。 なお、株式投資で成功するには、人がしない自分だけの仕事をする、うまい投資話をする人間を信用しない、勝負する場所を選ぶ、株をたくさん買ってはならない、リスクと収益、投資の天国に至る道は一つではない、など投資家としての励行すべき基本原則が書かれており、投資手法のみならず非常に参考になる。 (炎のディーラー 投資歴28年) (旧題) グリーンブラット投資法
企業分割やリストラ、倒産や合併など、特殊な状況下においては、株価がグレアム的な意味でのそのファンダメンタルズ的な価値よりも大幅に割安となることがあり、そうした時は投資の好機であるということを、個別の具体的な事例を示しながら解説した内容。 ただ、示されている具体的な事例がすべて米国のものであるため、私たちが即座に具体的なイメージを持ってこの内容を理解するのかなかなか難しい。但し、これと似たような事例は日本国内においても見つけだすことは不可能ではないとは思われる。しかし、実際にこれを自分自身の投資に直接活用するとなると、それを見抜くだけの「眼力」と決断力が要求されることになる。これは、たやすいことではない。 市場は中長期的な視点で全体として見れば相当程度に効率的ではあるのだろうが、「チャンス」はころがっている。そのための新しい視点を具体的に提示してくれる一冊。ちょっと類書は思いつかず、内容には独自性を感じる。 また、しゃれっけ半分の記述も嫌みはなく(翻訳の努力もあって)なかなか楽しく読むことができた。 (ふしみん 40代 公務員)
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