相場には、おびただしい量の情報や運用理論があふれている。株式市場を例に挙げると、ある人はバランスシートが重要といい、ある人は、企業収益が大切だという。また、あるひとは、テクニカル分析だといい、あるひとは、その時の材料だという。「株は風だ」と切って捨てる人もいる。
ところで、あなたは一体、何を拠り所に投資運用を行っているのだろうか?
この質問に的確に、答えられる人は少なく、これが、応えられる人は、かなりの上級者と思われる。
筆者は、外為ブローカーからスタートし、相場には理論ではなく、実践の値動きから入った。そして、東京、ニューヨーク、ロンドンと大手の金融機関の資金を扱いながら、先輩諸氏や、権威と言われる人たちの理論や手法に接し、値動きに合わせていちいち自ら検証してきた。そして、ついには、ほとんどあらゆる権威を否定し「TAP理論」を打ち立てるに至った。詳細は、本書を読んでみることを、強くお勧めする。出来高を利用した運用方法は、実践的で、分かりやすい方法と思います。
ペンネーム H.K 50代、自営業
株式・FX等の市場で稼ぐ為には、価格変動が必要である。
そして、相場でトータルで勝つ為には、利益が損失を上回らなければならない。
最終的に利益になるか損失になるかはエントリーと決済次第といえるが、
その要因となる価格変動について、本書では、TPA理論(Tapestry Price Action Theory)を紹介している。
TPA理論は、3つの理論から構成されており、
- 市場価格はポジションの保有期間により変動する
- 市場のボラティリティはキャピタルゲイン狙いの「時間制限のある売買」によって作られ、
トレンドは実需や長期投資などの「保有」により作られる
- 市場価格の変動を利用する全ての資産運用で、唯一信頼に足る拠り所を提供するものは、
価格の動きそのものである
というものである。
価格変動の理由を理解した上で、次は、「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」という
限定されたリスクで最大のリターンを狙う『エスチャート理論』を紹介している。
エスチャート理論は、出来高に注目したのもだ。
著者の販売しているソフトの紹介だけかと思いきや、きちんと解説もされており、チャートも多様されていて、
非常に分かりやすくなっている。
価格も良心的で、オススメ出来る1冊となっている。
ヘッチョル 20代後半 兼業トレーダー
この本は、筆者が独自に編み出したチャートである、「エスチャート」を使っての売買手法について述べられています。具体的には、出来高が急増した後の節目を狙った山越え&谷越えをトレードするのがよいとするものです。それによって損小利大のトレードが可能であるとしています。
そして、このエスチャートを使ったトレードが可能な銘柄を具体的に探し出すためには、筆者の主宰する生き残りディーリング塾と有料の投資顧問契約を結ぶ必要があるとしています。しかし、本の中では無料でトレード可能な銘柄を抽出する方法も示されています(手間はかかりますが)。
このエスチャートを使ったトレードをやってみたいという方は、まずは、無料で試してみて、いけそうなら有料の投資顧問契約を結ぶのがよいのではないでしょうか。この手法で利益を出すためには、チャートなどを見極めて売買しなければならないので、最終的には、センスとか経験などが必要になってくると思いますが、なにか新しい短期売買の手法を学びたいという方には、まずはこの本を手にとって読んでみることをおすすめします。
bblue 40代 会社員